村上大祭(塩町)
安永元(1772)年に造られたもの
塩町とは
塩町の屋台は、安永元(1772)年に造られたもので、現存する村上の屋台の中では二番目に古いものです。乗せ物は「猩々(しょうじょう)」で、中国の伝説上の生き物です。日本では能楽の曲名として有名で、親孝行な息子の素直な心を賞して、酌めど尽きない酒の泉を与え、舞を舞うというのが謡曲の粗筋です。乗せ物は、この猩々の舞う姿を模したものです。また、鮮やかな赤を緋色ともいい、中でも特に「猩々緋」という場合もあります。