大工町の屋台は、寛政8(1796)年に造られたものです。町名の示す通り、昔は大工さんが大勢住んでいた町で、屋台の構造や技法に職人の技がしのばれます。特に、小人数でも引き回しができるように、軽量化の工夫が施されています。乗せ物は、祝儀の席でもよく謡われる謡曲「高砂」から取ったもので、尉(翁)は板垣源八、姥は稲垣政五郎の作と伝えられています。
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