村上大辞典

あ行 か行 さ行 た行 な行
は行 ま行 や行 ら行 わ行




【鮭の子】
鮭の子とは、士族の人たちで鮭の収入からの育英基金で進学した人たちを指す言葉でこの育英基金で、多くの偉人達が、この村上の地から輩出された。明治時代になり、鮭の増殖に成功したその収入は莫大な金額であった。その収入で明治十二年に12000円をつぎ込んで全国でも指折りの本町小学校が建てられた。皇太子妃殿下雅子様の御祖父毅夫さんも鮭の子だった。
【諸上寺】
創立はきわめて古く寺名を感応寺といい、文化年間とされている。またその庭園の美しさは全国名園鑑にその名を連ねているほどで、古い俚謡にも「花を見るなら岩船の諸上寺 梅に桜につつじに椿 咲いてからまる藤の花」とうたわれている。又壮大な萱葺きの屋根は近年銅版で覆われたが、今もなお美しい俤を残している。