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国指定重要文化財の紹介

平成27年9月4日、国指定重要文化財になった出土品の一部を紹介します。

国指定重要文化財 土製品・石器・石製

                   
      土  偶
時代:縄文時代後・晩期(約4,000年〜2,300年前)
               
特徴:ハート形土偶、山形土偶、遮光器土偶など東北
   地方との繋がりの強い土偶が出土。胴体内が中
   空のものもあり、珍しい
                     

     
      各種土製品
時代:縄文時代後・晩期(約4,000年〜2,300年前)
               
特徴:腕輪、耳飾り、土版、土錘、土製玉、異形土製
   品と多種多様で独特な土製品が出土。実用品、
   非実用品として縄文人の生活に根付いた道具
 
                     

                  
       各種剥片石器
時代:縄文時代後・晩期(約4,000年〜2,300年前)

特徴:石鏃、尖頭器、石錐、石匙、篦状石器、板状
   石器不定形石器、杓文字形石器と多種多様な
   剥片石器が出土。狩猟具と加工具といった鋭
   利な部分を作り出して使用
                     
               
  
  磨製石斧と石器製作用具
時代:縄文時代後・晩期(約4,000年〜2,300年前)

特徴:磨製石斧は伐採用の斧の刃部や小形のものは加
   工具の刃部として用いられた。元屋敷遺跡では
   大量生産が行われ、製作用具として砥石や敲石
   なども出土している
 


                   
  独鈷石・環状石斧・石冠
時代:縄文時代後・晩期(約4,000年〜2,300年前)

特徴:北陸地方独特の石製品である独鈷石・環状石斧
   ・石冠は用途不明の特殊な石製品である。元屋
   敷遺跡ではこれらの石製品も製作した
               

       
      玉 類
時代:縄文時代後・晩期(約4,000年〜2,300年前)

特徴:勾玉、管玉、小玉などを総称して「玉」とした。
   ヒスイ製やめのう製などいろいろな石材で製作
   される。元屋敷遺跡では作られた痕跡が認めら
   れないことから交易によりもたらされた
 
 


                  
    石棒・石剣・石刀
時代:縄文時代後・晩期(約4,000年〜2,300年前)

特徴:石棒・石剣・石刀は男性器を模した道具であ
   るが用途不明の道具である。材質がもろい、
   粘板岩製のものは破損した物が多い。元屋敷
   遺跡では、墓から出土したものもある
                    
                       

        
        岩  版
時代:縄文時代晩期前葉(約3,000年前)

特徴:岩版は、身につける護符のような道具と考えられている
   が、詳細は不明。写真の左のものにははっきりとした人
   面表現が施される。また、2つとも体部に施された入組
   文や三叉文などから縄文時代晩期のものと考えられる。

 
                              撮影:小川忠博
 

             
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