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町屋人形さま巡り 商人会のリスト 研修会(11/6/15) 美術館・旅籠門 屏風祭り

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 《研修会の様子》

村上町屋商人会ではよその街の商人さん達は旅人に対していったいどのような応対をしているのか、実際に私達おのおのが 旅の人になり、マップを片手に持ってみせ屋巡りをしてみましょうというツアーを平成11年6月15日に観光ボランティア の方と一緒に行きました。
行き先は雁木で活発な町づくりをしている新潟県津川町、蔵を利用した町づくりの会津若松市で、朝7時に村上を出発し、 津川には9時に到着しました。
雁木の通りを散策後、個性的な店づくりをされている 「川港茶房 塩屋橘」さんにおじゃまし、ご主人のお話を聞きお店の中を見せてもらいました。 ここのお店は古材をうまく残し、いたるところに古材を利用していましたし、テーブルは埋もれていた船底板を利用しています。このお店はご主人の趣味で店内でコンサートも開催するそうです。
津川町は住民の方が先に街づくりプランを作り上げ、それを行政が後押しするという手法で街づくりをしています。 平成10年には、快適な環境づくり推進を目的に環境庁が毎年行っている「アメニティあふれるまちづくり優良地方公共団体表彰」に県内で初受賞しました。 雁木の通りもでき、店先には木のベンチや木で枠を作ったプランターが置いてありました。

川港茶房 塩屋橘 店内
川港茶房 塩屋橘の店先 ふきぬけの一階

川港茶房 塩屋橘二階 雁木の通り
ご主人と船底板のテーブル 雁木の通り

その後、会津若松へ向かい、会津復古会会長・全国町並み保存連盟会長の五十嵐さんのお店を見学しました。

会津葵 シルクロード文明館
会津葵本店 シルクロード文明館

昼食は会津復古会のメンバーで江戸時代の陣屋を移築したという、堂々とした構えの「割烹・田季野」でわっぱ飯を食べました。 店内の会計所は昔の帳場を利用しており、下の写真の花をいけてある花器は昔の馬の水のみを利用したものだそうです。
会津復古会のメンバーの方のお店の多くが店の前にのれんを出しています。会津復古会とは会津の長い歴史と文化を守る伝統産業の名門、老舗の仲間組織の協同組合で、「士魂商才」「真善美」の商人哲学をひたすら追求実践し、 古き良きものを後世に残し、伝えていきたいと頑張っておられます。


割烹・田季野 割烹・田季野の店内
割烹・田季野の店先 割烹・田季野の店内

午後からの自由散策では会津復古会のメンバーである、天保12年店舗建築の竹細工の竹藤さん・会津もめんの山田木綿織元さん・漆器の鈴木屋利兵衛さんを見学しましたが、どのお店も古い店構えとのれんが印象的でした。
最後に手作りローソクの山形屋本店を見学し、手作りのローソクは年輪のようになっていることなど、新しい発見もありました。


山形屋本店仕事場 にしん屋敷太田
山形屋本店仕事場 にしん屋敷太田にて

夕食を「にしん屋敷太田」でとりながら、会津復古会会長・全国町並み保存連盟会長の五十嵐さんのお話を伺いました。
五十嵐さんはとにかくお客様をもてなす心が大切だとお話され、「接客を丁寧に親切にするのは当たり前だが、各お店がこだわりをもち、非日常的な空間を作りだすことだ。 入りやすくて出やすい、さりげなく見せてわざとらしい、そんなお店ならば楽しんで買い物をしてもらえるはずだ。」と言っておられました。

帰りのバスでは商人会のメンバーは観光ボランティアの方ともうちとけて、この研修旅行の反省会を和気あいあいと賑やかに話ながら村上へ帰ってきました。
秋は村上の観光シーズンですから、きっとこの研修旅行が活かされることでしょう。


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