山行日誌2015 by yamada
夜中から雨は降り出していた。予報通りだったのでわかっていたつもりだが、不安を感じる。5時過ぎに朝食を食べる。20数人の夕飯のときより少ない10数人だ。早く行動しているのだろうか。待てば雨が止むような情報はない。早く出るに越したことはないだろう。雷や強風はわからないが、歩けない状況ではない。リュックの中身が濡れないようにビニール袋を使ってパッキングして6時15分に山荘を出発した。
山荘の前は石板の原で、雨に打たれながらマークを頼りに下った。登山道は水がたまっていた。右手から雨が強く当たってくる。とにかく黙々と歩いた。上り返しで身体は寒くなかったが、強風の心配は続いた。雷は聞こえなかった。杓子平まで下りれば、雷強風の心配はないだろう。抜戸岳までの稜線歩きが一番心配だった。雨は止まず、時折風が強くなった。右手から雨が当たってくる。右手が崖だから、左寄りになったところの登山道は、風が弱くなった。
抜戸岳分岐あたりで先行する人がいた。人を見て少しホッとする。抜戸岳を下りはじめた。ガレ場だ、岩が多く歩きにくい、ルートがわかりにくい。登山道が川になっている。登山道脇の高山植物の根元から滝のように水が流れていた。前後に人影があった。カッパに水がしみていた。思ったより、しみている。杓子平には、花もたくさん咲いていた。天気がよければ、楽しむことができるだろう。雨に負けない花たちを見て元気を出した。杓子平の下方は大きく横切って、尾根に下っていく。
杓子平を過ぎると山の斜面をジグザクに下るルートになった。心配は減ったが、大きな岩が横たわる道で神経を使った。その分疲れた。何とか12時前に林道に下りることができた。5時間30分で下りてきた。よく頑張った。
1 期 日 2015年8月15・16・17日
2 山行時間
3日目 笠新道から下山 笠ヶ岳山荘6:15−抜戸岳分岐7:20−杓子平道標8:30−林道登山口11:40−左俣林道ゲート−12:30
<ロープウェイ>−第2登山者無料駐車場13:20 行動時間 6時間15分 + 50分
3 記録写真 1日目 鏡平小屋 2日目 鏡平から笠ヶ岳へ トップへ戻る
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笠ヶ岳山荘の朝食5:00、生卵がついた |
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6時には、もう玄関先に人影はない、皆さん出発したようだ |
山荘から抜戸岳分岐までは、横殴りの雨でとにかく前進するのみだった |
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杓子平中腹、ようやく雨が弱くなったので、ダイモンジソウを撮った |
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全身雨で濡れていた、登山道は川と化していた |
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杓子平はガレ場と草地が交錯していて急傾斜だった |
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杓子平の下方では、横切るように下る |
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振り返って見上げると、大岩やガレ場も少なくない、1時間かかった |
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杓子平の標識を過ぎると、尾根の急登下りになる |
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林の中を下るのだが、足下には大きな岩がたくさんあって歩きにくい、3時間下る |
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林の中の濡れた登山道を3時間下った、途中傘をさして弁当を食べた |
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林道を歩く頃は雨が止んだ、下って来たあたりを見上げる |
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川は水量が増して、激しい流れになっている |
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第2無料登山者駐車場へロープウェイに乗る |
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鍋平高原へ大人400円、駐車場が遠い |