山行日誌2014 by yamada
山賊会の今年の山行に武能岳があったが、台風で中止した。武能岳山行計画の担当者として自分の計画がどうだったのか、確かめたくて登ってみることにした。山の計画を立てるときは、いつも下見ができるわけではない。行ったことがないから行ってみようと計画を立てるものだろう。すると、書籍やネットの情報で計画を立てることになる。実際に行ってみて計画の良し悪しがわかるのだが、今回はいけなかった。それで行ってみたかった。
谷川岳は昨年みんなで登った。谷川連峰はかつて登山のメッカだった。山賊会でも平標山、仙ノ倉山に登っている。けれども、谷川連峰の連峰としてのすばらしさは、まだ十分味わっていない。谷川岳から一ノ倉岳、朝日岳方面、また西に万太郎山方面など、あこがれを持って眺めたものだった。この武能岳山行では蓬峠から笹原の続く南方面へ谷川連峰の縦走気分を味わってみたかった。
今日の山行では、残念ながら前線通過による雨になり、蓬峠手前で下山になってしまった。30分早く登り始めていれば蓬峠まで行けたと悔やんだ。しかし、土樽、中里の空気を吸い、土樽駅や高波吾策氏の胸像を見て、かつてのこの地の盛況を感じ取ることができたのは収穫だった。 「土樽駅あたりを歩いて」
1 期 日 2014年7月27日(日)
2 山行時間
蓬沢林道終点6:55−東俣沢出合7:35−茶入沢8:40−岩清水手前1345m9:00 上り 2時間5分
1345m地点9:15−茶入沢9:30−東俣沢出合10:20−林道終点車11:15 下り 2時間
赤線が山行ルート
3 記録写真
![]() |
蓬沢林道を2km入った終点、ここまではかなりの悪路だった |
![]() |
沢沿いに登山道が続く |
![]() |
沢に下りて歩く |
![]() |
ホトトギス |
![]() |
登山道にオオバコがかなり繁殖している、昔は多くの人が通ったのだろう |
![]() |
マタタビの木 |
![]() |
![]() |
マタタビの花は白い、これが秋には実になる |
![]() |
広い河原に出た、黄色のマークがあった |
![]() |
雲の切れ間に稜線が見えた |
![]() |
沢から左手(右岸)に入った登山道、最近切り開かれた道のようだ |
![]() |
ウバユリ |
![]() |
大きな沢が合流していてロープが張ってあった |
![]() |
渡ったところの標識「東俣沢出合」、ここまで40分で来た、昭文社のコースタイムは? |
![]() |
シライトソウ |
![]() |
アカモノの実 |
![]() |
![]() |
ブナ林をジグザグに登る、とてもすがすがしい |
![]() |
『新潟100名山』の解説にある「中の休み場」だろうか、眺めもいい |
![]() |
アザミ |
![]() |
ヤマアジサイ |
![]() |
尾根上りが終わり、沢を横切りトラバース |
![]() |
茶入沢を渡る、空が暗くなってきた |
![]() |
オオバミゾホウズキ |
![]() |
オタカラコウ |
![]() |
クルマユリ |
![]() |
雨が降ってきたのでカッパを着る、休憩を取ってお握りを食べる 今日はここを山頂として下山することにした |
![]() |
下山する蓬ヒュッテの管理人さんに出会ったので、様子を聞いた 「ここから15分で小屋に着くが、雨のため視界はない、ここと同じだ」 「今年はニッコウキスゲが少ない、七ツ小屋山方面へ20分ほど歩くと花がある」 |
![]() |
中の休み場まで下る、雨足は強い |
![]() |
東俣沢出合で休憩、岩が滑りやすく、慎重に下った |