1 期 日 2012年8月6日(月)〜7日(火) 8月5日高ボッチ山観光(ここからリンク)
2 参加者 Akia,Mtsuko,Yumiko,Shizue,Kobayashi,Toshiei,Noriko,Yoshimi. 8名
3 日 程
車 村上7:00−黒崎SA8:00−長野県塩尻IC11:20−12:00高ボッチ高原観光13:50−塩尻−名古屋市市民休暇村16:00
山行
1日目 田の原登山口8:35−9:45金剛童子−9合目石室11:20<昼食>−12:00王滝山頂山荘<雷回避のため停滞>13:30
−まごころの塔分岐<山頂迂回コース>−13:50二ノ池本館−賽の河原−三ノ池乗越−五の池小屋15:00
1日目行動時間 5時間55分(停滞時間除く)
2日目 五の池小屋6:35−三ノ池乗越−賽の河原−二ノ池本館7:35−8:20剣ヶ峰山頂9:00−王滝頂上−8合目石室10:15−田の原登山口11:20
2日目行動時間 4時間45分
4 山行経過
1日目 朝起きると雨が降っていた。予報では曇りだったが、山の天気はわからない。おにぎりを予定より早く出してもらい、登山口へ向かった。幸い雨は上がり、カッパは着なくてもよかった。登山口の鳥居からはとてもよく整備された道で、遊歩道になっていて散歩のように歩くことができた。次第に山道らしくなってきた。8合目からは急登になってきた。体調が悪いメンバーが出て、様子を見ながらの山行になった。9合目では長い休憩をかねて早めの昼食にした。食べるとゆとりも出てくるものだ。
その後雨が降り出した。なんとか、王滝頂上山荘に着いて雨のあがるのを待った。そのうちに雷が聞こえてきた。この先はガレ場で身を隠すところもないので、しばらくここで停滞することになった。ぜんざいなどを食べて1時間30分ほど休んだ。この間に相談をして逃げ場の少ない剣ヶ峰頂上は避けて迂回コースで五の池小屋に向かうことにした。ようやく、雷の音も遠のいたようなので、出発した。
まごころの塔から右に山頂を巻くようにして二ノ池小屋本館に向かい、賽の河原に出た。イワギキョウの群生やコマクサを見ながら三ノ池乗越にあがった。ここからは三ノ池を巻く道に下っていった。ぬれた木のハシゴは滑りそうで注意深く下った。五の池小屋に近づくと、ハクサンイチゲの群生が咲いていた。雪解けの遅いところなので、まだ花が咲いていてくれたのだろう。今年はもうみられないと思っていたのでうれしかった。
午後3時、五の池小屋に着いてほっとした。雨や雷から逃れられたのだ。しかし、頭痛のするメンバーがでた。高山病のようだった。眠ると症状が重くなるので、起きていてもらってお茶などを飲んでもらった。現在の標高は2800mくらいである。高山病になっても不思議はない。小屋は新しく、木をたくさん使った造りだった。とりわけ新館は木の匂いがした。ここの20畳くらいの二階を8人で使わせてもらった。布団類も新しくとてもリラックスできた。少し休んでから外へ出た。すぐ側の飛騨頂上の先に行くとコマクサの大群落が待っていた。赤い愛らしい株が斜面一面に列んでいた。これだけでもここまで来た甲斐はあった。そのあと、ヘリコプターによる小屋の荷揚げを眺めた。小屋の屋根すれすれまでヘリは下りてきて荷物の上げ下ろしをしていた。すごい技術だと思った。
夕飯には一人ひとりに鍋がついた。手作り料理でとてもおいしかった。みそも自家製だそうだ。まきストーブでクッキーやケーキも焼くそうだが、今回は作り置きがなく、女性陣にとっては残念なことだった。3000mの夕焼けを見て布団に就いた。
2日目 起きるとガスがかかり、気温も低く風も強かった。四の池の花を見に行く予定だったが、相談して止めることになった。もう一回コマクサを見ようと、出てみると、ガスの中、ライチョウの親子に出会った。親鳥が3羽の子供を守るように連れていた。ゆっくり下りる先発隊を追うように、昨日来た道を戻った。まだ風の強いところもあったが、二ノ池小屋本館まで来ると空が開け、青空になった。剣ヶ峰頂上への最後の急登を登って8:20に山頂に着いた。雲は多かったが、御嶽山のほぼ全体が見えたり、乗鞍岳が見えたりした。登山口や下界の建物が見え、高度3000mを実感できた。写真をたくさん撮ったり、オレンジを食べたりしてゆっくりした。その後はひたすら下山した。これから登る人たちは暑くて大変そうだった。やはり、8,9合目の急登は辛そうだった。暑い日が続いてあまり歩いていなかったために足が重かった。今度はもっと準備をしっかりしようと思った。
5 山行写真
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田の原登山口、立派な鳥居がある、山頂は雲で見えない |
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朝の雨は止んでいた |
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林の中の道はよく整備されている |
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8合目下、金剛童子 |
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足元に石が増え、次第に急登になってきた |
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イワツメクサが、たくさん咲いていた |
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登山道の整備が、さまざまでかえって歩きにくいところもある |
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急登がきつくなってきた |
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9合目の石室で昼食にした |
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イワギキョウ |
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王滝頂上手前で雨が降ってきた、雷も鳴り出した |
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雨降る中、王滝頂上神社から剣ヶ峰を見上げる 王滝頂上山荘で1時間30分ほど停滞した、ぜんざいやコーヒーを頂いて過ごした |
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剣ヶ峰山頂の南側から噴煙が上がっていた |
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雷が遠のき、迂回路を通り五の池小屋に向かった |
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稜線を越えて、二の池小屋本館が見えてきた |
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二ノ池を背にパチリ |
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イワギキョウの群生 |
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賽の河原を行く |
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三ノ池乗越、避難小屋が見える |
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コマクサ発見 |
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チングルマの綿毛 |
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三ノ池乗越 |
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三ノ池を見下ろす、雲の下に町が見える |
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まだまだ元気な女性陣 |
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ガレ場を下って五の池小屋を目指す |
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ぬれた木のハシゴは、要注意だ |
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木のハシゴはさけて三ノ池のまわりを歩く |
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ミヤマダイコンソウ、とてもたくさん咲いていた |
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ガレ場が続き、歩きにくい |
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ここを下ると三ノ池へ行く分岐 |
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ぬれた岩場を気をつけて歩く |
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ヨツバシオガマ |
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ハクサンイチゲの群生、今年も会えてうれしい |
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北斜面で最近まで雪が残っていたのだろう |
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増築したばかりの五の池小屋、うしろに飛騨頂上の祠がある |
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すいていたので、新館の二階を山賊会で使わせていただく |
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寝具も新しく、清潔だ |
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手作りの夕食、鶏鍋はボリュームたっぷりだ |
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おいしそうな夕食に笑顔 |
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早く食べよう |
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五の池小屋そばにコマクサの大群生 |
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数が多く、色も鮮やかだ |
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広がりもすばらしい |
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荷揚げにヘリコプターが飛んできた |
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狭いところでホバリングをしながら、荷物を上げ下ろししている |
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ゴミを持って、もどっていく |
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小屋の人は荷物の片付けに忙しい |
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日の入り18:00 |
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夕焼けも美しい |
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2日目朝、このストーブでお菓子を焼くそうだ、食べられないのが残念だ |
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朝食、みそも自家製で、味噌汁をお代わりした |
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気温10度で強い風の中、ライチョウの親子が散歩していた |
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カッパを着て剣ヶ峰山頂へ出発 |
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昨日来た道を戻る |
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高山にすむ小鳥 |
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ヒョウタンボク |
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ガスの中、風は弱く、黙々と歩く |
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二ノ池、ガスに光が当たる |
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不思議な景色を写真に撮る |
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ガスが消えると、青空が出て月も見えた |
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二ノ池から剣ヶ峰に上り始めるところ |
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剣ヶ峰への最後の上り |
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荒々しく見える山頂 |
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いよいよ剣ヶ峰山頂だ |
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山頂の鳥居、最後の階段がきつい |
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沢山のお参りの人がいた |
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三角点で記念写真 |
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3067mの山頂 |
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山頂から北の方角、かすかに乗鞍岳が見える、眼下に二ノ池、その後方に摩利支天山 |
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山頂から西側の岩場 |
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3000mの景色を背に女性陣 |
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鳥居から下界を見下ろす |
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田の原登山口もはっきり見えた |
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下山途中、山頂をふり返る |
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王滝山頂の下の急登 |
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大勢の行者さんが登ってくる、急登で苦しそうだ |
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8合目、9合目は結構な急登が続く、暑い日は辛い 11:20田の原登山口に下山 |