残雪期の飯豊・西俣ノ峰(1023m)

1 期 日   2015年3月29日(日)   〔前日の雪山講習会報告はこちら〕 

2 参加者  15名・ガイドサポーター3名   報告 yamada

3 日 程
  奥川入6:20−大曲7:40−十文字池−大休憩8:50−西俣ノ峰山頂10:00  上り 3時間40分

  山頂10:40−十文字池11:15−大曲11:50−奥川入13:10           下り 2時間30分
 
4 山行の感想
 天気予報では午後遅くまでは曇りだったが、空には雲が多く、心配な様子だった。稜線に取りつく尾根道は、やせている上に積もった雪が崩壊していて、かなり登りにくい状況だった。そこをガイドのgakuさんはスコップとピッケルを持ってルートを作ってくれた。慣れない人もいる中でサポーターの皆さんにも助けられて山頂を踏むことができた。西俣ノ峰は積雪期の飯豊の登山コースである。あこがれてもなかなか登れないコースだった。今回頼母木山方面を望むところまで行くことができた。本山もエブリ差岳も見ることができた。長者原を下に見て、ここまで来ることができたと、うれしく思えた。同行の皆さん、ありがとうございました。
 雪山を登るには、いろいろな技術と判断、経験が必要なことがよくわかりました。

5 山行写真

予定よりやや遅れて点呼のあと出発
日差しもあるが、新潟県方面には雲
杉林を抜けてから尾根に取りつく
gakuさんが先行して、コースを決め、スコップで足場を作る
gakuさんにつづいて、登っていく
尾根道はところどころ藪が出ていて進みにくい
難しいところでは、後ろは待つ
いやらしく残っている残雪
両脇の雪は落ちている
雪の割れ目や崩壊場所を避けて、gakuさんがリードする
単独の方が、左の沢から上がってきた
藪の出たところは、足下が滑りやすい
途中一息つく
尾根に細くついた雪の上を登る
大曲に到着
やせ尾根で、雪は少ない
となりの倉手山
雪は多くなってきたが、雪の落ちたところを回り込む
せり出た雪を回り込んで、足場を作る
ダイグラ尾根の先に飯豊本山が見えた
高度を上げると長者原辺りも見えた
ブナの大木が出てきた、十文字池辺りか
大曲を過ぎてからは、雪の上を歩く
見晴らしのいいところで休憩、水分や行動食を取る
梶川峰・丸森峰が見える
この上が山頂だ、ようやく山頂が見えてきた
地神山山頂か
次第に急登になってきた
振り返ると、あえぎながら登っている
空が見える急登だ
西側が暗くなっている、時々小雨が降った
少し遅れたメンバーが出た
山頂下の雪庇、崩れかかっている
枯松山1119mが見える、大境山は陰になっている
西俣ノ峰に到着
エブリ差岳、左に鉾立峰、それにしても暗い
後方のメンバーも到着
木の上に西俣ノ峰の看板、新潟県村上は小雨気温10度という
食事休憩のあと、記念写真
天気予報より雨が早くなるかもしれないので、下山開始
雪は緩んでいるが、下山は早い
歩いて温かくなったので、衣服の調整
十文字池の標識
藪のところは、滞る
大きな割れ目があった
いくつかの段差を越える、次に昨日の講習会で学んだことを実践する
大曲を過ぎて、やせ尾根に入る、ロープを張って安全を確保して下る
やせ尾根の途中、gakuさんの判断で、上りと違うコースをとる
コース変更のために、崩れかけの雪の上を進む
男性が先に渡り、安全を確かめる
尾根の左側の沢を下る
雪は緩んでいるが、雪の量は多く亀裂はない
女性メンバーも下りてきた
狭い谷を並んで下りていく、尻滑りの人もいる
早くも下についた
対岸の倉手山、もう少しで川沿いに出る
「くされ雪」だが、急なので尻滑りができた
次々と下ってくる
点呼を取り確認、雪を払う
杉林を戻る、つぼ足がかなり埋まる
民宿奥川入に到着
解散式、お疲れ様でした