岩船大祭は、神様が「石の舟」でこの地にお越しになったという伝説に由来する石船(いわふね)神社の祭礼。岩船は古くから港町として栄え、この祭りも港町の祭にふさわしい祭。巡行行列の先頭を行くのは『御舟屋台』。拝殿から大鳥居まで若衆に担がれ参道の階段を下り、屋台に移される「御舟」は、漆を何度も重ねて朱色に塗った豪華なものです。人々があげ申す「木遣り唄」に合わせ、玉槍、御神輿、おしゃぎり屋台(9台)が町中を練り歩く勇壮なこのお祭りは、たくさんの提灯の明かりに揺られながら、去りゆく季節を惜しむかのように「ともやま」行事が終わる夜おそくまで続きます。
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