県北の城下町村上 歴史と伝統がここにある
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城下町村上に伝わるひな人形展


毎年3月には、当館恒例の特別展「城下町村上に伝わるひな人形展」が開催されます。村上藩主内藤家旧蔵の大名雛をはじめ、村上の旧家、商家に伝わるひな人形が多数展示されます。展示されるひな人形は当館と隣接する若林家住宅、村上歴史文化館を合わせて300体以上。雛人形の他に武者人形や土人形なども展示されます。
 また、公開武家屋敷でも毎年開催される「町屋の人形さま巡り」の参加店として雛人形などの展示を行っています。




村上藩主内藤家旧蔵の大名雛

旧村上藩主である内藤家旧蔵の雛人形。
箱書きに「明治五年夏、上様から二百五十八分余
(当時の金額で65円)で買い取った」
旨の記載があります。
家伝によれば、内藤家11代藩主信親の室が
庄内藩より輿入れの時に持参したもの
といわれています。

「城下町村上に伝わるひな人形展」のようす

おしゃぎり会館2階展示場のようす@

おしゃぎり会館2階展示場のようすA

村上歴史文化館のようす

公開武家屋敷のようす

主な人形のご紹介

御殿雛(ごてんびな)

紫宸殿(ししんでん)を模した御殿と廊下の屋根は本物のヒノキ樹皮で葺かれた「桧皮葺(ひわだぶき)」といわれるものです。人形は一対の内裏雛と三人官女、五人囃子、二人の随身から成りますが、その配置の仕方にも特色があります。大正9年に東京三越百貨店で当時の家が1軒建つほどのお金で買い求めたといわれています。
押絵雛(おしえびな)

商家に伝わるもので、村上では江戸時代末期から押絵製作が盛んに行われ、現在でも8月に行なう七夕まつりの「ぼんぼり」にもそれらの作品を見ることが出来ます。この雛は、江戸で技術を習得した人の作品と言われており、珍しいものです。
商家に伝わる享保雛

先年市内の商家より寄付された雛人形で、顔が面長で、男雛の袖が左右に張り、女雛の膝には綿が多く入っていることから、新しい型の享保雛と思われます。
ご成婚雛

小和田家ゆかりに地・村上にちなみ、皇太子様と雅子様のご成婚を記念して製作されたものです。丹念な人形製作で総理大臣賞等を受賞している人形作家津田蓬生氏に依頼し、製作された作品です。
旧村上藩士の家に伝わる武者人形

この武者人形は江戸時代の作品で、箱書きには「天保十己亥年四月」とあります。