AFTERHOURS インタビュー


Q> すごく綺麗なタッチで描かれていながら ストーリーにおいてはバラのとげのように突き刺す毒がある
    それがとても個性的だと思うのですが ストーリーはどういったことから思いつくのですか?
A> 身の回りのすべてのこと  ある時 ふっと突然描きたいーとわくわくしたらOK  しなければ没

Q> 漫画家になろうと思ったきっかけは何ですか?
A> 私にできるよーなお仕事は これしかないかと・・・  でも 何でなんだろう
    何でなろうと思ったかって 考えてみると 自分でもさっぱりわからない(笑)

Q> 尊敬する漫画家ってどなたかいらっしゃいますか?
A> 岡崎京子さん 大島弓子さん 岩館真理子さん 杉浦日向子さん

Q> 少女時代を振り返ってみて どんな少女だったと思いますか?
A> ・・・私が教えてほしいよ・・・

Q> お仕事してる時のBGMって? いくつか挙げてもらえますか?
A> ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのバナナ・アルバム
    有頂天 ケミカル・ブラザーズ スーパーカー バッファロー・ドーター等・・・

Q> 音楽における小野塚さんのヒーロー またはアイドルというと?
A> ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを生んだアンディ・ウォーホル  ・・・音楽じゃない・・・

Q> 最近気になる人って誰でしょう?(俳優でもミュージシャンでも誰でもOKです)
A> 一ノ瀬泰造 (カメラマン カンボジアにて没)

Q> 漫画家にならなかったら 何になっていたと思いますか?
A> 何だろう・・・  まんがかき以外の自分って 今ではもう考えられないかもしれない

Q> 今 一番の夢は何ですか?
A> 私が死んでも 永遠に残るものを描くこと  って いつもか  10年後もそんなこと言ってるかも(笑)

■小野塚先生ご本人によるコミックス解説■

1.「Auto Aiming」 ・・・ Hデビュー作4篇  5年前に描いたものたちなのですが
                 ああ 何とも・・・  ちなみに すべてレディース誌でのお仕事でしたので 男
×女です(笑)
                 思い出深いです  カバーを取るとびっくりな絵が(笑)

2.「dessin」 ・・・ 少女まんがぞろい(笑)

3.「花」 ・・・ 戦時中の男同士の話  と 書くといかにもなカンジなのですが 全然(笑)
          生きてる感じと生活感を出したかったので 銃器類 軍服は全く出てきません  他 3篇

4.「花粉航海」 ・・・ 「ポルノを描きましょう」ということで  ポルノといったらこの図式が浮かんだ
              女にもこういう欲望 あるよね

5.「何日君再来」 ・・・ 3,4年前のレディース誌掲載のもの
               書店売りもしていただいているのですが 都内なら池袋芳林堂さんで手に入るかと(笑)
               表題作他1篇  やっぱエロっす

6.「深夜少年」 ・・・ 好きって何かなあとか思いながら描きました
              カバーのデザインがとても美しくでき上がってて デザイナーさん ありがとう です

7.「釦」 ・・・ 中学の頃 友人(♂)とした会話が大元のネタ  さあ どこでしょう

8.「NICO SAYS」 ・・・ とにかくわがままな3歳児くらいの女のコを描きたかった
                 そういうコ けっこうスキなんです

9.「僕は天使ぢゃないよ」 ・・・ 初めて描いた♂
×♂まんが  いちばん私のクセが出てると思います

■KAHORI’S ALL TIME BEST 5 ALBUM■

THE VELVET UNDERGROUND 「The Velvet Underground & Nico」
SUPERCAR 「Love Song」(Single収録曲)
L.V.BEETHOVEN 「皇帝」
P.I.TCHAIKOVSKY 「ピアノ協奏曲第1番」「ヴァイオリン協奏曲」の2曲組み
DENKI GROOVE 「Vitamin」

<岩館真理子>

1973年 週刊マーガレット誌上「落第します」でデビューした大先生です。(笑)
北海道出身 水瓶座 B型。
岩館真理子自選集2 「黄昏」 (発行・集英社)の中に「夏が来れば思い出す」 という作品あり。(91年)
あらすじは 家庭教師先の女の子に 妙に迫られている主人公(女学生)がいて
そのうち その子に「レズでロリコンだ」などと 言いふらされるというモノ・・・。
なんか 先生絡みっつ〜とこが うなずける内容だなあ。(笑)
90年の作品に 「綺麗」あり。(笑)
<杉浦日向子>

江戸風俗研究家。 1958年 東京都生れ。 日本大学芸術学部中退。
大学中退後 江戸文化にひかれ 稲垣史生氏のもとで 時代考証を学ぶ。
時代考証家として修業を重ねる傍ら 描いた漫画「通言・室乃梅」で 80年 漫画家デビュー。
江戸を舞台にした漫画で人気を呼ぶ。
88年 荒俣宏氏と結婚するが 半年で離婚。
93年 「百物語」(現在、新潮文庫)完結を最後に漫画家廃業。
現在は 江戸風俗研究に専念。
NHK 「お江戸でござる」 に 時代考証家としてレギュラー出演中。
著作に 「大江戸観光」(ちくま文庫 94年) ほか。

<ヴェルヴェット・アンダーグラウンド>

1965年から1970年の間 4枚のアルバムを制作した 伝説のバンド。
「V・U・アンド・ニコ」(アンディ・ウォーホルがデザインしたバナナのジャケットで有名)
「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」 「V・U・3」 「ローデッド」の4枚である。
V・Uは 今では伝説的なバンドとして名を残しているが 当時の音楽業界には全く無視され
アルバムはどれも 全米トップ100に入ることすらなかった。
彼らに影響を受けたミュージシャンは数多く デヴィッド・ボウイ パティ・スミス U2 R・E・M トーキング・ヘッズなど。
メンバーは ルー・リード ジョン・ケイル スターリング・モリソン モーリン・タッカーの四人組。
1970年8月にシンガー ギタリスト ソングライターであった ルー・リードが抜け 解散。

「NICO SAYS」のNICOの元ネタ(笑)である NICOは このバンドのボーカル。
ドイツのケルンに生まれ 10代にして既にファッション・モデルとして成功。
アンディ・ウォーホルに見いだされ ヴェルベット・アンダーグラウンドにシンガーとして参加。
脱退後はソロ・シンガーとして 活動。
アラン・ドロン(子供もいる)他 多くの男性との恋愛でも有名。 88年死去。
あふれる美貌と 知性を兼ね備えながら ドラッグにまみれた一面も持つ 女性であった。
フェリーニの名作 「甘い生活」にも 出演。

<有頂天>

1982年デビューの ニューウェイブ系バンド。
デビュー前には ラフィンノーズやウィラードと 御三家と言われてたとか。
ボーカルのケラの爆発頭は なんとなく記憶にあります。(苦笑)
現在は 解散していますが 何度か再結成しているそうです。

<ケミカル・ブラザーズ>

洋楽で ダンス系・・・らしい。(汗) 以下 タレコミ。(苦笑)
− Chemical Brothers − 
英国出身の エド・サイモンズと トム・ロウランズの ユニット。
アッシド・ハウスと ヒップホップと ロックを結びつけた 革新的テクノ(一応カテゴライズするとそうなるかと・・・)
を生みだしてきた2人は 1992年 「Sing to Siren」で デビュー。
発売しているアルバムは3枚 「さらばダスト惑星」(邦題) 「Dig your own hole」 「Surrender」。

<バッファロー・ドーター>

以下 ファンサイトからの抜粋。(笑) ← だって わかんないんだも〜ん!(><)
「BDを形容するのはホント難しい(らしい)。
 ちなみに今まで言われたのは オルタナ 音響派 電子音楽 ジャーマン バンドでやるアシッドハウス
 親しみやすい実験音楽 海外では松田聖子より有名 など。
 渋谷系っていうのもあった。
 自分達で言ったのは 電子ロック ニューロック
 ドラッグの介在しないサイケデリックミュージック 生活派 背は小さいが音はデカイ
 バッファローとはいえどもそんなに鼻息は荒くないゼ などなど。」
 ところで BonniePinkの「Daisy」って BDの曲なのかな???

<アンディ・ウォーホル>

有名過ぎて 何て説明したもんやら・・・。(笑)
1928年 アメリカ・ピッツバーグで生まれる。
49年 ニューヨークに移り ティファニーなどの 商業デザインに携わる。
62年 ポップアーティストとして活動を開始する。
同時に ファクトリーと呼ばれたアトリエを構え 音楽やファッション関係者と交流を持ち
雑誌 テレビ モデル活動など あらゆるメディアで活動を行なう。
87年 死去。

<DENKI GROOVE>

「シャングリラ」で有名な(?)電気グルーブ。
「Vitamin」 は 4thアルバムで 発売元 ki/oon(ソニー系?) 2800円。




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