<澁澤龍彦「カステロフィリア」>
1928〜1987年 小説家 評論家 フランス文学者。
54年に コクトーの翻訳を発表し フランス文学者として デビュー。
56年 マルキ・ド・サドの翻訳を発表し 日本初のサド研究者として認められる。
異端文学・芸術・魔術・隠秘学(オカルティズム)の紹介者として
また 過激なユートピア思想や快楽主義の体現者として 若い読者層に大きな影響を及ぼした。
カステロフィリアは 1988年に発刊された「城=カステロフィリア」(白水社)から。
(この著作は 1981年に発刊された「城〜夢想と現実のモニュメント」を改題
装丁を新たに 発刊されたものです。)
城壁愛好という意味の造語らしいです。
内容は 織田信長の「幻の城」安土 廃墟となったサド公爵のラコストの城
カステロフィリア(城砦愛好)に憑かれた人々をめぐる 珠玉のエッセイ集。
読んでみたい方は 河出文庫から 「城〜夢想と現実のモニュメント」として
発売されておりますので こちらを どうぞ♪
|