第2章 半濃く島

「あれが半濃く島かぁ・・・不気味な島だなぁ〜
以前、こんな景色を見たことがあるような気がするけど・・・」
「なにボケてるのよ透くん!! 3年前にドラマの収録で
この島に来たでしょ〜う!!」
「えっ!? あ・・・そうだったっけ!!」
一週間前のこと・・・ぼくのもとに、この島への招待状が届いた。
差出人は不明・・・
この半濃く島にたたずむ洋館・・・世羅月館の主からの招待だろうか?
その招待状は、真理のもとにも届いていたのだ。
「お客様・・・そろそろ島に着きますので御準備を・・・・げろげろ〜〜!!」
そう言うといきなり船長は、ボクの股間に・・・
「せんちょ〜う!! 勘弁してくださいよぉ〜〜っ!!
船乗りのくせに船酔いするんですかぁ!?」
「いやいや失敬・・どうも海の上は揺れるから苦手でね〜〜
やっぱりこの船は海の中にかぎるわ!!」
ぼくたちが島に到着すると、送迎船スティングレイ号は海に潜りその姿を消した・・・
「まあいいか・・真理とふたりで館に泊まることができるのなら。
ひょっとして、この一夜の契りで電撃結婚なんてことも夢では・・」
ボコォオオッ!!
「なにブツブツ独りごと言ってるの〜 さっさと荷物運んでっ!!」
ううっ・・・さすが売れっ子女優・・・人使いがあらい・・

「ここが世羅月館かぁ・・・不気味な屋敷だなぁ」
すると館の門が ぎぎぎぎ〜〜〜っ!!!!
・・・と開き、中からひどく腰の曲がったおばあさんが
まるで異次元を引き裂くような格好で現れた。
「ようこそ世羅月館へいらっしゃいました!!
わたしはこの屋敷で管理人をつとめております
江部亜キヨと申します・・さあどうぞこちらへ・・」
そこでぼくは・・・
A: このばあさん・・ツノあるは口があごまで裂けてるわ・・怪しすぎるぅぅ!!
「おい!! 管理人なんてウソだろう!? 本当の事を言えよ!!」
「すんません!!すんません!! 本当はあそこの社員で・・」
「えっ!? あそこって・・・?」
B: やさしそうな おばあさんだな・・・
ぼくは「お世話になります〜」・・と素直に挨拶した。