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2012/3/23

 

ナメクジ対策

1. 草刈が有効

   ・ナメクジの学習能力(摘心や切り戻しに注意)
   ・捕殺の仕掛け
   ・安全ベルト地帯
   ・ナメクジの習性
   ・花壇の作り方(2008.06.07)

2. 鉢植えの場合

   ・日当たりや風通しを考える
   ・観察する
   ・鉢の置き方
   ・卵の状態のうちに駆除(2008.06.07)

3. 這い上がってくるナメクジに対処法はあるのか?

4. 万全のナメクジ対策はあるのか?

5. その他

   ・ハイターを使ったナメクジ撃退法
   ・消石灰で土質改良

 

(五木寛之ふうに) 2007.10.7

 花壇を荒らす「ナメクジ」に悩み続けた私の結論です。

初夏のある日、少しずつ大きくなってきたタチアオイの葉っぱが邪魔だなと思い何枚かちぎったのがきっかけでした。

タチアオイは梅雨明けと共に花が終わりやがて枯れ、来年の葉が根元から沢山生えてきます。

夏も過ぎあたりは涼しくなり秋めいた頃、花壇にはサルビア、トレニア、マリーゴールド、ニチニチソウ、ジニア、キンギョソウ、ビオラ、四季咲き?の白い芝桜が咲いています。

春先まであんなに悩まされた「ナメクジ」に全くと言ってよいほどやられていません。

その代わりタチアオイは茎を残して丸裸、葉脈だけ辛うじて残っている状態です。

1. 草刈が有効(タチアオイの無い花壇はどうするのか?) 

そこで草刈なのです。

けっして根っこから抜取ってはいけません。  根と少しの葉は残します。

芝を刈った後のあの甘い匂いを思い出してください。 ナメクジも大好きです。

ナメクジが新天地を目指す(行動範囲を広げる)雨の降る日の前日が狙い目です。

暑い日中に草刈なんかやってると人間の方が参ってしまうので普段空いた時間の日没前や涼しい時間帯に少しずつ草刈や草むしりをしています。

ナメクジより先に人間の体力気力が尽きてしまっては負けですので気長に持久力を温存するのが秘訣です。

■ナメクジの学習能力(摘心や切り戻しに注意)

草刈をする前後に花の摘心や切り戻しをしてはいけません。 たちまち餌食になります。

どうしても切り戻しをしなければならない場合は何本か切り戻しして様子を見ます。

切り戻した茎や花はそのままにせず処分します。(花の甘さを学習させたら大変です)

ナメクジにやられるようなら切り戻しは中止して、大量の草刈に精を出しましょう。

ナメクジには何度か通ううちにそこには旨い物があることを学習し、ついにはねぐらから仲間を引き連れて大挙してやって来る様になります。

■安全ベルト地帯

花壇の縁取りのブロックや石積みと草刈エリアには一工夫必要です。 それが草一本無い、土だけのカラカラに乾いた安全ベルト地帯です。

以外にもナメクジには知恵というか気ままな?怠け癖みたいなものがあります。 苦労してたどり着いたところにゴチソウがあればそこに執着しますが、簡単に行ける場所ならその日の気分でともすると花壇の方向に向かい新天地を探し始めます。  そこで少し餌場には演出が必要なのです。

刈り取りエリアは花壇の縁から50cm程度離れたところにつくり花壇の縁から草一本無いベルト地帯を作るのです。  刈り取った草は枯れると更にナメクジにはゴチソウですので刈り取りエリアに残しても良いですが、枯れ草が目障りなら捨ててしまいます。

重要なのは刈り取られた草から出る甘い匂いです。 雑草は刈り取っても、ナメクジにかじられても、しばらくすれば新しい葉っぱが次々生えてきます。

■捕殺の仕掛け

私が使っているのはコニファーとラベンダーの鉢です。

鉢を二重にすると更に効果が上がります。 南向きで日中気温が上がってもタップリ水を含んだ二重鉢の裏は冷え冷えで涼しいみたいです。 これを日中持ち上げて鉢の裏ですやすや眠っているナメクジを剥ぎ取り、焼けたアスファルトにポイします。

■ナメクジの習性

ナメクジは甘い匂いを嗅ぎつけ一旦味をしめると次々と数を増やし植物に壊滅的なダメージを与えます。

この甘い匂いに集まる習性を利用したナメクジ退治の薬や対処法などがこれまで紹介されています。 ・・・・・・が、ナメクジ一匹の産卵する卵の数はそれを発見した時に目眩を感じるほどでした。

ナメクジを駆逐しょうとすることはナメクジの繁殖力に止めを刺すということです。 たとえ花壇を焼き払いショベルカーでひっくり返してもナメクジは他所から侵入し卵を産み付けます・・・・イタチゴッコデス。

そこで草刈です。 ナメクジは雑草の切り口から出てくる甘い匂いの虜(とりこ)になり学習し毎夜通い詰め、花壇の花には見向きもしなくなります。

草刈は定期的にしなければなりませんが、これでナメクジの悪さが無くなればメタアルデヒドなど馬鹿高い(それでいて効き目は限定的で更には危険)な薬品を買う必要もなくなります。

 

■花壇の作り方

花壇を耕して直ぐに花苗を植えるのではなく、耕して消石灰などで土壌中和してある程度落ち着かせてからの方が良いと思います。
雑草が蔓延っているようなら草取りと鍬入れを何回か繰り返して表面が乾燥した状態を保つようにしてから苗を植えるようにした方が良いと思います。

草退治を完璧に処理してから苗を植えることによって、その後草取りをしなくて済むことが何よりもナメクジを寄せ付けない方法だと思います。 ナメクジは草取りなどをした後の甘い香りに誘われてやってきます。  

2. 鉢植えの場合はどうするのか?
鉢植えのニチニチソウやペチュニア類、特にメーカーものの鉢植えは何故かナメクジの大好物です。

去年まで甚大な被害を受けてきました。

今年は定期的(月に一度か二度)に鉢を大移動させ、「昨夜有った場所には何も無い」状況を作りました。  徹底的に掃除し落ち葉や土のかけらも無い状態にします。 そして自然乾燥です。

1〜2週間その状況が続けばナメクジは諦めてくれるみたいです。 移動する際は鉢の裏をチェックしてナメクジを見つけたら処置します。

■日当たりや風通しを考える

長期間スペースを空けることが出来ない場合はこまめにレイアウト変更でも良いと思います。 ナメクジにとって環境の変化はストレスを感じるのかもしれません。 環境の変化とは単純に鉢を移動させるのではなく日中の日当たりや風の流れの変化を期待できる物でなければなりません。  可能であればコニファー類などの鉢植えで風の流れをコントロールするのも良いと思います。 コニファーは独特のにおいがしますのでナメクジに環境の変化を感じさせるには効果があるのかもしれません。 コニファー類と草花のレイアウトは人間の目にも変化があって面白いと思います。

樹木が作り出す日陰の変化や風の流れは草花に良い影響を与え勢いを良くしてくれます。 勢いの良い草花はナメクジを寄せ付けません。 ナメクジはどちらかというと弱ったり枯れた植物を好む傾向があります。

※コニファーは暑さに強い品種を選んでください。

■観察する

水遣りの度に常に鉢植えの状態を観察して葉っぱがかじられた様子があれば全ての鉢の裏をチェックします。 鉢の裏にナメクジが見つからないにもかかわらず、害が続くようであれば鉢植えの大移動です。

特に挿し木や植替えの鉢植えや苗床は日に当たらない場所で適当な湿り気があり、風が運んできた落ち葉などが溜まりやすく、いつの間にかミミズが枯葉を土に戻していたりしてナメクジには好まれる場所です。

■鉢の置き方

地面が土でもコンクリートでも鉢をなるべく直置きすることはせず、軽い物は木製の台やカゴの上に重い鉢はコンクリートブロックやレンガの上に置くようにすると良いと思います。

ポリポットの挿し木苗や花苗などは、花屋さんで苗カゴがもらえるところがあるので私はこれを裏返しにして2枚セットで使っています。  花屋さんでよく目にするディスプレーです。 

こうする事によって鉢の裏は風通しが良くなり長い間湿った状態が続かないようになります。

また、鉢植えは切り戻しや風や雨で痛んだ時に要注意です。  そのままにしておくとナメクジの餌食です。  こんな時は頻繁に全ての鉢裏のチェックと鉢の移動と清掃を繰り返します。

移動スペースがない場合は、清掃した後コニファー類と場所を入れ替えると良いかもしれません。  とりあえず普段から花殻が地面に落ちていないように綺麗に処理していればナメクジも寄ってこないようです。

■卵の状態のうちに駆除

前年の鉢植えをそのまま持ち越して今年も咲かせようとか、古い土を利用して鉢植えを作ろうとすると、ナメクジやナメクジの卵を持ち込んでしまう危険性があります。
孵化したナメクジはあまりにも小さすぎて、ある程度の大きさに成長するまで摘んで捕まえるなんて無理です。

毎年新しい土を使えればいいのですが、土を再利用する時は要注意、目を皿のようにしてナメクジの卵を見つける必要があります。

卵がある可能性があるのは鉢の表面の土の下、鉢の裏の穴の中などです。
鉢の中が空洞になっていたりする場合もあるので、そんな時は鉢を外して中をチェックします。
まだ春浅い2月ごろキラキラ光るナメクジの這った跡を探すとナメクジが見つかります。孵化する前の卵もその近くにあったりしますからスプーンなどで土毎ほじくり返して捨ててしまいます。

3. 這い上がってくるナメクジに対処法はあるのか?
鉢をテーブルや棚の上に上げているのにそれでも上ってくる。

春先冬眠から覚めたナメクジは必死に食べ物を探します。  大事な鉢植えが狙われたら大変です。   他に食べ物が有るならわざわざ這い上がってまでえさを探したりはしないと思います。

・・・・が、もし鉢植えに油粕などをのせているとしたらこれはミステイクです。  あえて油粕を使うのであれば土の中に押し込んで土をかぶせておきましょう。  又は匂いのしない肥料を使う方が好ましいです。

温室や風じょ室にナメクジのキラキラを見つけた時は全ての鉢の裏をチェックします。

床に落ち葉や花殻が落ちている時は綺麗に掃除をしてレイアウトを変更します。 可能であれば風通しを良くして匂いがこもらないようにすると良いと思います。

4. 万全のナメクジ対策はあるのか?
去年までは食害された鉢の裏にナメクジを発見することが良くありました。

今年はまったく形跡の無い鉢裏に隠れていたり、空のポリポットを重ねた間で発見するようになりました。  不気味ですがナメクジも知恵が働くように見えます。

ですが、ナメクジには食欲というどうしても避けられない本能があります。 爪楊枝で串刺しにしたナメクジにまだ動いているのに噛り付く位の食欲というか共食いです。

何を考えているのか分からない・・・・と言うよりも本能しかないのです。  たまたま運良く生き延びているだけと考えた方が楽です。

気長に根気良く続けるのが最大の対策と思います。

5. その他
■ハイターを使ったナメクジ撃退法

鉢植えの場合は移動させればナメクジの被害から守ることは出来ますが、花壇の場合はそうも行きません。

一度狙われた物はもうどうにもなりませんが、ある程度被害を抑える方法があります。

それは消毒です。  キッチンハイターを100倍程度に薄め夜中に散布します。 殺傷力はありませんが食欲を奪うことで被害を軽減できます。 1500円程度でかなり本格的なな散布器が手に入ります。 15リットルのタンクならハイターのキャップで二杯の溶液を作ります。

ナメクジを直撃すれば葉っぱからポタポタ落ちます。 効いてる証拠ですね。 でも死にはしません。 100倍の液の中に入れれば死にます。

この時、ナメクジよりも地中のミミズの方が大きなダメージを受けます。 散布した途端にミミズが地中から這い出して死にます。   花を守るかミミズを取るかの選択になります。

ミミズが心配な時は、地味ですが割り箸か串でナメクジを捕獲して100倍の液に入れます。 私は500mlのペットボトルにキッチンハイターの溶液を入れ長い串で捕獲してはペットボトルに入れていました。 両手がふさがっているのでLEDのヘッドライトまで用意しました。

また、捕獲したナメクジは導引剤としても使えます。 100倍の液には漬けず爪楊枝に何匹か串刺しにして地面に刺しておけば30分くらいで他のナメクジがワサワサたかって来ます。 それを捕まえて更に串刺しにするか100倍の液に漬けます。

この方法はかなり気力体力が必要です。 捕っても捕っても尽きることはありません、毎回大量に捕まります。 病み付きになると毎晩やることになります。 更に夜中ゴソゴソ不審な動きをしていると通報される危険もあります。 気をつけましょう。

■消石灰で土質改良

花壇の植替えの際は消石灰を土に混ぜ込むと良いみたいです。 これとハイター溶液で春先のビオラを守りきりました。  でも、ハイター溶液散布は正直しんどいです。 雑草もさほど生えない春先はどうやって(簡単に)草花を守るか課題は残ります。

■苗に群がるナメクジには

自分で種まきして花を育てるのはなかなか面白いです。
ですが、ナメクジが開いたばかりの苗の双葉やまだ生えそろわない本葉をかじり一本棒になっていたりすると、かなりへこみます。
こんな時は素直に農薬を使うことにしています。
今使っているのはグリーンベイトという薬です。 かなり強力でナメクジはその場で動けなくなっています。
一回撒けばジョウロの水遣り程度(ビニールハウス内)なら1ヶ月以上水濡れOKで効果は持続するみたいです。