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アイドリング不調

 近頃は情報を集めるのにネットは欠かせない。 ネットを検索すると自分と同じ様な悩みや疑問を持つ人が沢山いることに気付く。 今回のエンジン載せ替えでネットがどれだけ役立ったかは言うまでも無い。 ネットで公開されている情報は車種や年式は様々で更に本人の年齢は割と若いのではないかと推察できる。 殆どがチューニング情報だが、素人ながらかなり高いレベルに達している人もいる。 豊富な情報のおかげで私のようなズブの素人が自分でエンジン載せ替え出来るのだ。 面白い時代になったと思う。 そして私もその情報の海の一滴になれたらと願っている。

アイドリング不調

やっぱり排気音がおかしい。 普通なら「ボボボボボボボボ」のはずが「ズボボボボーズボボボボー」になっている。 エンジンが冷えている状態だとアクセルの反応もおかしい。 走り出すと別に問題は無い。 エアーを吸っているのか? ターボ車だがアイドリング中は負圧が掛かっている筈だ。 エアフロで計測した空気量と実際にインテークに吸い込まれる空気の量が違う為燃料の濃さが狂っているのかもしれない。 マフラーから出てくる排ガスにも燃料の臭いがする。 燃料が濃すぎる為に排ガスが燃料臭いのか? という事は何処かの隙間から相当のエアーを吸っていることになる。

怪しいのはエアフロからサージタンクまでのパイプの繋ぎ目、バキュームホース類の緩み、亀裂など。 どれも古くて硬い為緩々な物もある・・・・。

試しにフェールデリバリーパイプのリターン側プレッシャーレギュレータのバキュームホースを抜いてサージタンクの穴を指で押さえたり離したりしてみた。 勢い良くエアーを吸い込みアイドリングが下がるものの排気音の変調は変わらない。

 

デスビキャップ&ローター交換

残るは点火系デスビか?  点火プラグを点検すると第一気筒のリア側の点火プラグがかぶっている状態でほかは問題なし。 これかな? 去年点火系を点検している時デスピキャップとローターのギャップがかなり痛んでいたのだ。 バーツクリーナーで洗浄したのだがかなり電極が摩滅したような状態になっていた。 洗浄で多少火花が強くなったようだったがそれでもか細い感じだっだ。 メーカーにデスビキャップとローターの在庫を確認すると部品が出ると言う事で、早速注文。

デスビキャップ 19101-88280  \8,820-

デスビローター          \4,588-

 

★古いローターがなかなか抜けない

去年(2004年8月)点火系の点検でローターを抜いて清掃しようと思ったがネジが硬く全然回る気配も無くデスビに付けたまま清掃した経緯がある。 何故ネジが回らなかったか、新品を取り寄せてその謎が解けた。

キットの内容は以上の3点と取説。 で・・・・・

オイオイ、接着剤でネジロックしてんのかよ! これじゃあネジが回るはずもありません。 ローターを壊す覚悟でニッパーで樹脂を剥ぎ取って、ネジの頭にバイスプライヤーをかけて回すしかないんじゃないかとやってみました。

・・・・駄目でした。  無理するとデスビそのものを壊す恐れも有ります。 ローターの本体を切り離す事は出来ましたが金属のカラーがネジと共にデスビのシャフトに残ったままです。

ネジは無理やり「キーキー」音立てながら回りましたが、カラーが抜けません。 

左が取り出したカムキャップ、右が取り残されたローター内部のカラーです。 カムキャップが黒く焼け焦げていますが、これはガスバーナーで焙りデスビシャフトに戻してやった結果です。 つまりシャフトを暖めてやって接着剤を柔らかくしてやったわけです。 カムキャップの熱でモクモク煙が出てきました。シャフトとカラーの間にも接着剤が漏れ出していたみたいです。 

何故新品のネジとカムキャップがキットに含まれているのか謎が解けました。 この手順は何処にも書いてありません。 私のオリジナルですので、正式な手順ならローターを破壊せずに済むのかもしれません。

取り外したデスビキャップとローター(破壊)、取説です。 デスビを壊さずに何とかキャップとローターの交換が終わりました。 デスビ本体は3万以上するらしいので壊したら大変です。 普通は丸々交換で5万から6万円コースだとトヨペットのサービスフロントに脅かされていました。  ・・・・先ずは無事交換できて良かった良かった。

 

そんなこんなでデスビキャップとローターを新品に入れ替えた。  ・・・・が、全く改善無し。 排気音が図太くなったかな? と言う程度しか変わらない。 ターボの音が大きくなったような感じなのにターボのインジケータが点き難くなった。 ・・・どういうこと?

進角を変えてみるが全然改善しない。 というか、何処に合わせてもノッキングしなくなった。 ・・・どういうこと?   気持ち悪いのでポンチマークに戻す。

※点火系はアイドリングにはあまり関係ないようだ 

迷宮

あと考えられるのは圧縮抜け・・・・。  もうお手上げ。 バルブの磨り合わせが不十分だったのだろうか。 体が敏感になってきて異常振動まで感じるようになってしまった。 なんとかせねば。 
あと出来る事はエンジンコンディショナーの注入くらいだ。 エンジンコンディショナーは直接汚れたバルブに吹きかけても大して汚れが取れないんですよ。 一晩漬け込めば取れるのかもしれないんでしょうけどね。 スクレーパーでゴリゴリするのが一番なんだけど・・・・。

ディーラーのバルブ磨り合せはなんとマイナスドライバーでカーボンゴリゴリですから、磨り合わせというよりカーボン落しですね。 私はメカニックのアドバイスもらってバルブシートの当たりを音で確認しながらスクレーパーでゴリゴリしました。 バルブコンパウンドとタコ棒で磨り合せするのが流儀らしいのですが当たり面が増えると何たらコンたらと難しい事言われたので私もカーボン落しのみで磨り合わせを完了したしだいです。 ・・・・・これが不味かったのかな?

デスビキャップとローターを替えたらスパークプラグは綺麗に焼けているし、あとはやっぱりインジェクターかな? アイドリングを続けているとインジェクタークリーナーの効果か排気音のリズムがだんだん良くなっている様だし。

排ガスは色も無く水滴が飛んでくるから完全燃焼はしているように思うのだけど、アイドリングで室内に変な振動とその振動に同期して「コ、コ、コ、コ、コ」って変な音がする。 水温計は走り出すと中央まで上がるがアイドリングではかなり下がる。 真水だと調子悪いんだろうか?  

 

アイドリング不調の原因発見!

☆サーモスタット交換

水温の上がり方を観察すると5分やそこらのアイドリングでは水温計の針が動かないし走り出さないと真ん中辺まで来ない事に気付いた。

試しに中古エンジンに付いて来たサーモスタットを組込んでみた。 すると水温計がアイドリングで真ん中を指すようになった。 アドリングを1000rpmから正規の800rpm付近に調整したら・・・・・変な音も振動も消えてる!  やった!治った。

実はこれは新潟トヨペットにオイルドレンのパッキンを買いに行ってそれとなく相談したところ「エアーを吸っているか水温が低いので低温時の燃調になっているのではないか」と言われ、スロットルボディーの付け直しと駄目元で中古のサーモを入れたという次第。  

元々組込まれていたサーモは88℃だが、中古は82℃。  とりあえずこれで良しとしましょう。  こんな事で治っちゃうなんて、やっぱりクルマは難しい。(オイルドレンパッキン90円の情報料は安かった)

オーバーヒートはサーモの故障だったんですね。

※アイドリングで水温が上がらないのは冷却水が真水(水道水)なのが原因ではなくサーモスタットの故障

 

☆エンジンコンディショナーの弊害

エアーバルブのシャッターが樹脂製だったのかエンジンコンディショナーが樹脂部品を溶かしてしまったようだ。 その結果エアーバルブのシャッターが殆ど閉じた状態で固着してしまったようだ。 これではアイドルアップしない。 エンジン修理書の絵を見ると半分開いたくらいがデフォルトらしい。 エンジンが温まるとピタリと閉まるのだろう。 

エンジンコンディショナーは本当に具合の悪くなったエンジンには劇薬なのかもしれない。 人間が飲む薬と同じかもね。 多量摂取は命取りになるので止めましょう。

あえて、バルブに溜まったスラッジやカーボン落としをしたいというのであれば燃料タンクに入れたほうが良いと思います。 劇的に効果が現れるという事は期待できませんがエンジンが壊れるよりはマシですから・・・・。

 三菱のGDIエンジンはレギュラーガソリンや一部粗悪なガソリンを使用するとカーボンやスラッジが堆積するなど直噴システムが災いしてエンジン始動が困難になったりするそうです。 ディーラーではこのような症状で持ち込まれたクルマには直接エンジンコンディショナーのような物をシリンダー内に注入して洗浄するそうです。 ただし、素人がやるとウォーターハンマーを起こしてエンジンを完璧お釈迦にする恐れも有るので止めた方がいいと思います。

 

エアーバルブ交換

ということで冷間時アイドルアップしなくなってしまった。 エンジンコンディショナーをスロットルボディーにドバドバくれてやったのが不味かったらしい。 エンジンコンディショナーの注意書きには「エンジンが温まってから使用」と書いてあった。 確かに温まっていればエアーバルブにエンジンコンディショナーが吸い込まれる事は無いのかもしれない。

☆中古エアーバルブ

写真は故障の為取り出したエアーバルブ。 サージタンクの真下にあるので大変な思いで交換する事になった。 ・・・が、もう慣れてた事も有って作業時間は30分程度。 サージタンクを外す事もしなかったのでガスケットを無駄にする事も無く終了。

中古エンジンに付いてきたエアーバルブと交換するとキチンとアイドルアップするようになった。 ホコリや汚れを落とすと私のエンジンよりかなり程度がいい事に驚く。 エンジン番号を見る限り私のクルマより前に生産された物だと思うのだが、ここまで綺麗に動作してもらうと感激してしまう。 エアーバルブは新品で買うとムチャクチャ高価なものらしいのでかなり助かった。 ともあれ、これで寒い朝も安心。 

※エアーバルブという呼び方はトヨタ式なのかもしれません。 最近のクルマはアイドリングスクリューと一体式になっていてAACバルブと呼んだりするそうです。

※エアーバルブはラジエータの水温が低い時アイドリングアップさせる為に開く弁です。 スロットルボディーのバタフライをバイパスしてインテークに大量のエアーを流し込みます。

異常な振動

☆よせばいいのにアーシング

バルクヘッドとシリンダーヘッドを繋ぐボンドケーブルが欠品していたので、ケーブルをホームセンターから買って来て取り付けたついでに何箇所かアーシングのような感じでボンドケーブルを取り付けた。 よせばいいのにスロットルボディーにも取り付けた。 すると、異常振動再発!

☆恐怖の在庫なし

スロットルボディーのOリングは再使用不可なのだが前回は偶然ピッタリはまったらしい。 今回はボルトを一本締め直しただけでエアーを吸い込むようになってしまったらしい。 

エアーバルブを交換する為に何度もスロットルボディーを着脱しているのでシール効果がもう限界に来ている。 何度か組みなおしてみると暫くは良いのだが直ぐにエアー漏れが始まる。

諦めてOリングとガスケットを新調する事にした。 ・・・・が在庫ゼロで交換不可。

☆ホームセンターにて 

過給器からスロットルボディーまでのパイプを繋ぐラバーホースの金属バンドを新調する事に。 メーカー調達の半額以下で入手。 (ちなみにMade in USA ATFクーラー用はMade in ITALY 国際的になった) 

☆バンドの締めすぎ

どうやら過給器からスロットルボディーの間の何処かでエアー漏れを起こしているらしい。 異常振動もそうだが、実際に走行するとターボインジケーターのランプの点きが悪い。 当然加速にパンチが無い。 サージタンクのあたりに耳を近づけてエンジン音を聴くとアイドリングで「スースー」音が聴こえる。 正常な時はこんな音はしない。 最初の頃はアクセルを煽る度「ピーピー」音を立てていたがそれよりかなり小さな音になって振動も小さくなっているが、体が敏感になってしまって運転席から聞こえる異音「コ、コ、コ、コ、コ」や振動がどうにも我慢ならない。

色々締め付け方を試していたところ、スロットルボディーのフランジの締め付けすぎでエアーを吸っていたらしい。 Oリングの厚さ分は残して均等に締め付けると調子よくなった。 アーシングのケーブルを共締めしたときからおかしくなったのも納得。

更に新調したバンドも強力に締め付けられるようになったため締め付けすぎてエアー漏れを起こしていたらしい。 締め付けには限度があるようだ。

☆徹底的に異音退治

ここまで来ると異音が許せない。 ファンベルトの「キュルキュル」音が耳障りになってきた。 ディーラーに行けば鳴き止めスプレーを貸してもらえると思うが、行く気がしない。(ディーラーがトラウマになっているわけではないが・・・) ベルト鳴き防止スプレーが市販されているがわざわざ買う気もしないし。

ふと辺りを見渡すとダッシュボードや内張りの艶出しクリーナーが目に入った。 エンジンをかけたままの状態で「シュッ」と一噴きすると・・・・音が消えた!

「おいおい、ホントかよ」て思ってしばらく見ていたのだが・・・ホントに音がしなくなった。

それでも信じられないので、もう一台のクルマ(ディーゼルの三菱デリカ)にくれてやったらホントに静かになってしまった。 ディーゼルは煩くて当たり前と思っていたのに、これは事件です。 ベルト鳴き防止スプレーなんてわざわざ買う必要は有りません。 これからは ワックス系クリーナーです。

☆プチオフに行くぞ!

そうこうしているうちに プチオフのお誘いがありました。 初めてのお披露目です。 エンジン絶好調でした。 屋上駐車場へ登るスロープもスイスイ。 テスト走行で100km走りこんでいたのでサビだらけだったブレーキディスクもかなり綺麗になっていました。 古いガソリンも全て入れ替わっていて燃料の不安も無です。 以前よりキビキビ走ってるような気もします。 移植した心臓の生きの良さにただただ感謝です。

ゴールドメタリックに塗られた3T-GTEU 
ツインカムターボエンジン

 

☆カレンダー

2004年7月6日 オルタネータ修理の為自走して入院

2004年8月  エンジン死亡確認

2004年9月 奇跡的に中古エンジン調達

2005年5月  エンジン組み立て

2005年7月 自力でエンジン載せ替えを決意

2005年9月 嘘みたいですが、 エンジン載せ替えちゃいました。

2005年10月 プライベートリペア完了

HKYさんとプチOFF2005
2005/10/16

kintoto 中古エンジン 3T-GTEU エンジン載せ変え エンジン始動

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