倉手山952m山行記録

2001年8月19日

山行時間(標高差約600m、登山道距離2km)
村上5:30−長者平登山口6:30
○登り
登山口350m出発6:45−見晴台580m(仮称)7:10(10分休息)−分岐780mの支柱7:45(10分休息)
−山頂952m到着8:20  <1時間35分>休息込み
下り
山頂出発10:30−分岐の支柱11:00−見晴台11:20−登山口11:40
                    <1時間10分>

去年から登りたいと思っていた新コースだった。以前、温身平から登ったときは、あまり眺めもよくなく、途中がくらく、じめじめしていて良い印象ではなかった。しかし、長者原からの新コースができ、何度も、登山口の前を行き来してからは、もう一度登ってみたいと考えていた。飯豊に登るようになり、山の名前も覚えてくると、飯豊を見渡せるこの倉手山が身近にもなってきた。また、井上さんの地図では、2時間の登りとなっている。直登できつそうではあったが、以前のように大回りしなくても良いとなると魅力的だった。さらに、北股岳のいい写真も撮りたかった。梅花皮小屋からの写真は、ガスっており、迫力もなかった。梶川尾根の滝見場の写真は、雲が懸かっていた。幸い、昨日から真夏にしては、よく遠くまで見える気候だった。明日がチャンスだと登ることにした。

最初の登りがきつい。登山口は、小さい沢の橋の左手にある。スコップで削った足場があり助かる。所々丸太の土留めがしてあり、良く整備されている。一人では、どうも山賊会ペースになれず、苦しい。イワウチワの葉がたくさん生い茂っており、春は見事だろうと思う。30分くらいで見晴らしの良いところに出た。右上には、倉手山山頂が見える。反対側の西ノ俣の稜線も見える。勝手に見晴台と名付けた。しかし、上に行ったらもっと見晴らしの良いところがあった。一休み台にでもしようか。
そこからは、それほど急でもなく、尾根筋を左から右に巻きながら登っていく。また、30分くらい登ると、分岐の支柱が立っていた。「山頂まで700m」とある。右が山頂なのだが、左から来る道が以前からあった登山道のようだ。そうすると、登山口からここまでが新しく開かれた道なのだろう。とにかく良く整備されている。分岐のちょっと先が、ピークで眺めも良い。樽口峠も良く見える。朝日連峰もよく見える。大朝日から以東岳まで見える。ここを下って最後の登りだ。さすがに少しきつい。しかし、きついと思っているうちに頂上に着いてしまった。ピークから30分くらいである。

 山頂1番乗り。すばらしい眺めでした。空には小さな雲がちょっとあるだけの絶景。本山はもう少し霞がかかっていたが、他は、すべてはっきりと見る。梅花皮小屋はもちろん、杁差岳小屋も見える。申し分のない眺めだ。早速写真を撮りまくり、ビールを飲み、一服する。うまっかった。そのうちに次の方が登ってこられた。つい、気安く話していると、秋田の人で、昨年、北股、杁差岳を登って、ついに東北百名山を登破したのだそうだ。いろいろと東北の山の良さを話してもらった。

杁差岳と鉾立て 北股岳、梅花皮岳と梶川尾根
北股岳 地神山と丸森尾根