1 期 日 2006年8月6日(日)〜8日(火)
2 参加者 Kobayasi,Shiobara,Shizue,Toshiei,Keiko,Yumiko,Mustuko,Shigeru,Noriko,Yoshimi 10名
3 日 程
8月6日
車 村上4:40−5:55黒崎PA−8:55梓川SA−諏訪南9:55−美濃戸口10:15−赤岳山荘駐車場10:40
上り 美濃戸山荘登山口11:00−(北沢)−11:50昼食12:20−赤岳鉱泉小屋13:50 2時間50分
8月7日
上り 赤岳鉱泉小屋6:40ー8:15赤岩の頭−8:45硫黄岳山頂ー硫黄岳山荘9:20−横岳山頂10:35ー赤岳天望荘12:15
5時間35分
登頂 赤岳天望荘13:50ー14:20赤岳山頂14:40ー赤岳天望荘15:05 往復 1時間15分
8月8日
上り 赤岳天望荘6:40ー7:20赤岳山頂7:30−文三郎分岐7:55ー8:50行者小屋9:10−(南沢)−美濃戸山荘11:20
4時間40分
車 諏訪南IC14:30ー村上20:10
4 山行経過
8月6日(日) 曇り時々晴れ
天候の心配もなく出発。2台の車の待ち合わせ場所は黒埼PAである。予定通りの時刻に到着すると、Narahasi車がすでに待っていた。全員、元気で参加できたことが何よりである。妙高SAと梓川SAで休憩をとった後、諏訪南ICに向けて車を進める。
インターを降りた後、野菜畑の中の直線道路を走りながら、「高原野菜って甘いんだよね。」「とうもろこし、食べたいな。」「あの緑の野菜、なに?」「セロリだ。おいしそうだね。」等と車の中はかしましい。
バス停終点の八ヶ岳山荘で駐車場の確認をしてもらったら、美濃戸山荘は満車とのこと。約束が違うじゃない、とばかりに困った顔をしたら、赤岳山荘駐車場をとってくれた。まずは、一安心。しかし、安堵したのもつかの間。すごい悪路のうえに狭いのである。車の腹やすれ違いを心配しながら、ヒヤヒヤものであった。八ヶ岳山荘駐車場から歩いている人を追い越しながら、無事に11時前に駐車場に到着。
荷物を整え、いざ出発。一泊目の赤岳鉱泉を目指して、北沢コースを歩き始める。昼食は涼しい堰堤に行ってから食べようというリーダーの声を聞きながらも、みんなのお腹はがまんできずに途中の沢沿いで昼食休憩をとってしまう。
2時前には赤岳鉱泉に到着。さっそくお風呂に入りさっぱりしたところで、外のベンチで明日泊まる天望荘と赤岳を眺めながら、いつものように夕食前の宴会を始める。後は、夕ごはんを食べて寝るだけ。アルコールを飲みながら幸せ気分にひたる。
夕食には、びっくり!夏野菜をふんだんに使ったメニューで、とにかくおいしかった。山小屋とは思えないほどである。
寝る前に、談話室のビデオで明日歩くところをイメージトレーニングする。横岳のあたりが岩場険しそうである。
8月7日(月) 晴れ時々曇り 遠望きかず
6時に朝食。和風であるが、さまざまおかずがあっておいしい。
予定より40分遅れで出発。天望荘に昼過ぎに到着予定だと思うと、少し気が楽になる。2000bも超えているのに、うっそうと暗い林の中を登る。北の山であれば、森林限界を超えているはずなのに、やはり南の方だけあるね等と言いながら足を進める。
稜線の赤岩の頭までは1時間半程度。硫黄岳から硫黄岳山荘までの稜線にはケルンが規則的に積まれ、一風変わった景色になっている。硫黄岳山荘のトイレは、チップ制(100円)でウォッシュレット。
稜線の登山道脇には、コマクサの群生が見られる。最盛期を過ぎてしまっていたが、真っ盛りの頃は、「コマクサの八ヶ岳」と言われるだけのことはあるのだろうと思われるくらい群生地が続いている。
横岳付近の岩場の険しい箇所や鎖場は、男女交互になって慎重に足を運ぶ。天望荘に着いてからの昼食は何を食べようか、「ラーメンがいいね。」等とまたまた食べることを楽しみにして小屋に着いたのであるが、残念ながら天望荘の昼食は、牛丼とカレーライスだけだった。宿泊者は、コーヒーとお茶が無料で飲み放題。食堂から、富士山の左肩が見え始める。「富士山だ!」という声にみんなそっち方向に集中。やはり日本一の山の風格か。
昼食後、時間があるので空身で赤岳頂上まで行くことになる。けっこうな急登である。頂上からは、本来であれば360度山また山のはずであるが、雲が湧いていて遠望がきかず。残念。
五右衛門風呂ありとはなっていたが、さほど期待していなかった五右衛門風呂。それが何と、男女別で5人くらい入れるくらいの大きさ。これには、びっくり!
夕食は、バイキング式で自分の好きなものをとれるしお代わりもできるから満足。
今日の宴会は、甲州ワインも加わり、来年の屋久島行きの話題で盛り上がる。
4つの個室に分かれ、眠りにつく。
8月8日(火) 曇り
空気が澄み切り、日の出とともに、富士山、北アルプス、南アルプス等、360度さまざまの連峰が見渡せる。さすがに槍はどこからでも目立つ。横岳頂上を覆う不思議な雲、「傘雲」と言うのだそうだ。初めて見た。
朝食もバイキング。パンもご飯もある。天望荘の食事も評価はよし。
この分だと、赤岳頂上ではすばらしい景色を見られると期待して登り始めたら、アッという間にガスがかかり始め、視界がきかなくなる。赤岳頂上のりっぱな三角点をなでて、文三郎尾根から下山をする。はしごや鎖が続き、ここを登るのもきついなという思いを持つ。鎖場を過ぎてもザレ石が続き、一歩一歩慎重に足を踏み出す。
行者小屋から頂上を見上げ、今、下ってきた文三郎尾根、別ルートの地蔵尾根、どちらも急登であることを再認識する。
美濃戸山荘までの南沢コースは、楽勝気分で歩き始めたが、思ったよりも長く飽きてくるくらいであった。11時20分、無事到着することができた。
八ヶ岳山荘までの悪路の車の中から、カモシカを発見。逃げないカモシカをしばらく眺める。
「もみの湯」で汗を流した後、「山の幸」の手打ちそばでお腹を満たす。
今回は、Yoshimi情報により、八ヶ岳山荘前で山渓の清掃登山のバンダナと袋をもらった。お陰でゴミに目がいったかな?
ゆったり登山のうえに、食事やお風呂にも恵まれ、全員体調もよく、とてもよい山行であった。(yumiko)
5 山行写真
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いよいよ山行開始・美濃戸山荘前 | 昼食後砂防ダム広場前通過 |
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赤岳鉱泉・後方上は横岳の岩稜 | 赤岳鉱泉前・女組 |
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男組 | 赤岩の頭に到着 |
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硫黄岳山頂・後ろは横岳、赤岳、阿弥陀岳 | 硫黄岳山荘への下り |
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硫黄岳をふり返る | いよいよ横岳の岩場にさしかかる |
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横岳のカニの横ばい | 一休み |
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横岳の岩場 | 岩場を下る |
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いよいよ赤岳が近づいてきた | 横岳を下る |
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赤岳天望荘に到着 | 中岳と阿弥陀岳 |
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1回目の赤岳山頂 | 赤岳山頂からの下り |
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赤岳天望荘からの朝焼け・北東方面 | 実は日光方面で男体山や皇海山だった |
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富士山のシルエット・雲が山の字に見えた | 横岳に傘のように雲がかかった |
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朝焼けの二人 | 諏訪や茅野の町、遠望御岳 |
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10倍ズームで見えた槍穂高連峰 | |
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赤岳天望荘の前で | 赤岳への登り |
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赤岳山頂 | 文三郎尾根分岐前の岩場 |
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階段のある文三郎尾根 | 行者小屋への最後の急登 |
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行者小屋 | 行者小屋から見上げた地蔵尾根 |
6 花の写真
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タカネニガナ | タカネシオガマ |
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イブキジャコウソウ | コマクサ |
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ウメバチソウ | ミヤマダイモンジソウ |
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タカネツメクサ | ミヤママンネングサ |
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チシマギキョウ | ミヤマダイコンソウ |