Ogawa Keiko
・東京駅構内・八重洲西口でクマ隊長と合流し、夕食をとる。
・ホテル羽田インに集合。「シングル」にびびる人、喜ぶ人。
・Yamada夫妻と合流。狭い一室を占領して、ミーティング。
・朝食(トースト・ロールパン・ゆで卵、コーヒー、ジュース)後、ホテルのバスで羽田空港へ。
・羽田空港8:05・・・鹿児島空港9:50〜10:20・・・屋久島空港10:55
・JAC(小型機。35分は貴重な体験だった。無事)
・屋久島空港着(緑の山、愛子岳、空気美しい、風あり、日差し強いが日陰にはいると涼しい)
・レンタカー2台(荷物多く、収納に手間取る)
・お食事処「潮騒」へ。(首折れサバ・刺身・トビウオ唐揚げ定食、賀茂鶴、南州翁・限定酒・旨みのある辛口、首折れサバ大人気。トビウオ旨し)
・中間のガジュマル(溶樹)天然記念物・町指定文化財・北限NHK朝ドラ「まんてん」のロケ地
・中間の屋久島フルーツガーデン(雨の中、傘を借りて回る)
ユスラヤシ、コウヤマキ、ウォーターレタス、台湾トキソウ、ナリヤラン(西之表ラン)、タコノキ(オス、メス)ゲットウホワイトジンジャー、パピルス(5m)れい(ライチ)花芭蕉、琉球芭蕉(芭蕉布300万円)、プルメリア、グアバの実(社会の教科書に写真)パンノキ、マンゴー、熱帯トクサ、秋ウコン(葉)、ミツヤヤシ、など
・千尋の滝
「小さい屋久島にこんな大きな岩と滝があるなんて」1000ひろと言う名前が付いたことを納得。甲斐犬に逢う。
「げじべえの里」屋久島に棲む妖怪の一つ
木を切る時無茶な切り方をしたり、山を汚したり荒らしたりするとこらしめる。(木を切る音や倒れる音、がさがさと歩き回る音や声がしたりするなど)
・屋久島民芸センター
直径2m近い(樹齢1千何百歳)「衝立」小物まで
登山用品のレンタルもできる。パッションフルーツを買う。
・スーパーで、明日の食料品などを買ってから、ホテルへ。
・4:00「屋久島グリーンホテル」到着。
男子514号室・女子511号室
女子511号室、和室と洋室がつながった明るい部屋。眼前に広がる太平洋。種子島。その陰に佐多岬を望む。眼下には、縦に伸びた防波堤と岩に打ち寄せる波。左下には、ホテルの青々とした芝生。
・豪華な夕食
生ビール最高。ごちそうに舌鼓。とても感じのいい仲居さん。(若い、北海道から研修とか)
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屋久島空港に到着 | 千尋の滝 |
4:30
真っ暗な中をタクシー3台で、ホテルを出発。車酔いしたNさんの快復と夜明けを待ちつつしばし待機。少しずつ薄明るくなり青空にピンクの雲。快晴だ。
5:35
淀川登山口を出発する。Nさんを思いゆっくりと行く。下弦の半月。涼しい。シルエットになった沈着な巨木たち。その貫禄に勇気が湧く。
6:35〜6:50
淀川小屋前の広場で、立ったまま朝食。中学生の兄弟が来る。やや遅れて両親と小学生の弟2人が到着。「宮之浦岳」に登るとのこと。小さい子どもたちに勇気をもらった。
7:45
Kobayashiさんお奨めの「淀川口」に到着。清らかな水。やわらかな緑。心洗われるとはこうゆうことだ。橋の上でしばしの憩い。
8:45〜9:05
小花之江河・・・・花之江河
苔むす湿原と屋久杉などの配置が「箱庭」。日本庭園のよう。大学生と教官の4人グループと虫か苔を採集している長身の親子と一緒になる。朝食の続きをとっていると曇ってくる。
9:50投石平・・・10:25一服休憩・翁岳分かれ・・・11:00〜11:15翁岳水場
この間、順番に黒味岳・投石岳・安房岳・翁岳・栗生岳などを見ながら登っていく。どの山腹や頂上にも想像を超えた巨大な花崗岩が鎮座している。しかも長年の風化によってさまざまなおもしろい形をしている。何ともすてきな「豆腐岩」をはじめ、次々と出会うさまざまな巨岩へのネーミングを楽しんでいく。「象、兎、ビー玉、山蝉、獅子頭、マッターホルン、脳みそ」など。「天空の城ラピュタ」のロボットにそっくりの岩もあった。長い登りを1歩1歩行く時の励ましになってくれた。
12:00〜12:30「宮之浦岳」山頂到着
山頂直下でバテ気味だったが、皆がんばってジャスト賞。Yamadaさんがこの瞬間のために冷やしておいてくださったビールをいただき、うれしい乾杯。山頂は風があり乾燥していた。岩のあたりにヤクシマリンドウを探してみたが見当たらず。時季が悪いのか絶滅危惧種だからか。アキアカネの姿あり。小型のネズミが1匹現れたのには驚いた。ヤクシマヒメネズミではないただのネズミ。次第に霧がかかり、雨具を着て「新高塚小屋」を目指し下っていく。一面のヤクザサの笹原道だ。雨が降ったり止んだり。
13:35平石岩室
「宮之浦歩道」はシャクナゲ街道だ。巨大なシャクナゲのトンネル。松の大木のような
シャラにも目を見張るばかり。巨大な屋久杉の切り株の上にシャクナゲやアセビなどが育って植木鉢のようになっている。「切り株更新」や倒木の上に一列に小杉が育つ「倒木更新」など楽しくて見飽きることがない。
14:15休憩
「新高塚小屋」まで1.4km。晴れてくる。シャクナゲやヤクシマアセビ続く道を、結構ハイピッチで歩いて歩いて、待望の小屋に到着。万歳。
15:25「新高塚小屋」
男性群が重いテントを担いで着てくれたけれど、全員が山小屋の中で泊まれることになった。本当によかった。
16:00〜
外の広い広いテラスの一角で楽しい夕食。心を込めて乾杯。食料係を担ってくれたYamadaさんご夫妻が試食までして選び準備してくれたという、苦心のメニュー。カレー等に舌鼓をうち、体も心も温まる。感想を述べたり話は尽きない。至福の時間。最高のディナー。ヤクシカのつがいが近づいてきて、真っ黒い瞳でわたしたちを見つめたり鼻をひくひくさせたりする。スマートできれいなシカだ。(食物をやれないのが残念)驚いたことに犬を連れてきている夫婦がいた。(叱られたそうだ。当然でしょうけど)ミニチュアダックスフント。6歳。名前は「ローマちゃん」毛並みのつやつやしたおとなしいワンちゃんだ。ご夫婦にとっては「わが子」なんだろうな。この一家はテント泊まり。岡山から青春切符できたというにぎやかなお父さんが、いろんな人に話しかけていた。
17:24〜
雨になったので小屋へ移動。ところが、千葉県から来た若者「ヨウスケさん」を「独りぼっちでかわいそうだから」と誘ったために、悩みを聞いてあげたり、人生の先輩としての登山哲学や人生哲学などを語り続けたりで、酒の方もはかどりつつ夜は更けていった。「縄文杉から何を学ぶか」・・・・最後に「転んだ人」があったそうですが怪我はなしで、よかったです。夜半から風雨いよいよ激しくなる。
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花之江河 | 宮之浦の山々の奇岩 |
5:00起床 風雨が続いている。待機。
6:00雨の中を出発。少し明るくなりほっとする。
7:15〜7:45 待望の「縄文杉」
灰白色に輝く明るい幹。天空をつく太い枝には清々しい緑の葉。・・・・さすがの貫禄。感動と同時になぜか親しさを感じる。幸い雨も止み、青い空と白雲をバックにどっしりとかまえている。7200年といわれる悠久の時を、風雪に耐え生き続けてきたことを思う。その雄姿から何かを得ようと思っていたのだけれど言葉では表現できなかった。・・・・なぜか、ただただうれしかった。「逢えてよかった」。朝早いせいか、人の数も少なく「縦走した甲斐があったね」と喜び合った。記念撮影をして、「縄文爺さん」のさらなる健在を祈りつつ心で何回も手を振ってお別れをした。下りは木の階段の連続。濡れていて滑るので要注意だ。「夫婦杉・大王杉・翁杉・仁王杉・三代杉」などその姿にぴったりの名前をもらった巨大屋久杉の連続。
8:43〜9:00 ウィルソン株。
最大の切り株だけあって、中は広くて(10畳位か)清水が流れ、神秘的だ。ほこらもあった。見上げると青天井が見えた。切られる前の姿はどんなかと想う。人の数も多くなってきた。
9:25大株歩道入り口
長い長いトロッコ道をひたすらに行く。道がカーブするたびにまわり灯籠のように同じ景色が繰り返される。やわらかい緑の木々が美しい。上ってくる人々の集団とひっきりなしに道を譲り合ったり枕木に橋の方を歩いていったりする。「ああ人生に涙あり」を応援歌にして行く。雨具を着たり脱いだりが面倒になり「屋久島の雨」に濡れていくことにする。10:25〜10:40楠川分かれ
トロッコ2台通過していく。昔は屋久杉を運んだ道。今は補修の資材を運んだり点検用に動いているとか。
11:40辻峠
ここからの世界は幻想的な世界となった。水は透明。木々は苔に覆われ、触るとやわらかくしっとりと水を含んでいる。雨水が、木肌を覆う苔の一つ一つからしたたり落ちている。わたしたちの体も緑に染まるようだった。そんな世界をハイスピードで歩いた。水場で一息入れ、生き返る。ここは、映画「もののけ姫」の発想をうむ舞台となったところとか。「白谷雲水峡」・・・名前の通り、谷の水がものすごい急流になって流れ下る。橋の名前も「飛竜橋」。大勢の人が来ている。最後は超巨大な岩の上が通り道となり、そこを下りたらゴールだった。
13:00白谷雲水峡入り口到着
「水源の森百選」の碑があり、傍らの案内所あたりも人が溢れていた。タクシーでホテルへ。入浴。買い物。海、台風の影響があり波が大きい
18:00〜20:20 宴会
生ビールでの乾杯。パッションワイン(赤)・冷酒。テビチの三杯酢。赤だしの魚・・・・北海道からの仲居さん。
その後女性軍は素敵な部屋に移動して、クマ隊長さんが撮ってくれたVTRの上映会。感激の夜でした。
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ウイルソン株 | トロッコ道をどこまでも歩く |
・朝、女性軍4名は、岩盤浴を楽しむ。いい汗をかく。雲はあれど、太平洋から朝日輝く。
・朝食後ホテルの外へ。民芸品の店などを見て、おみやげを買う。
・10:00チェックアウト後、タクシーで空港へ。また、おみやげを買う。
・11:00搭乗口へ。台風の影響とのことで海は一面ガスっている。JAC〔80人乗り〕フライト時間25分。(あっという間に大隅半島、開聞岳、指宿、都井岬、日南市、九州山地の美しい緑を見つつ鹿児島空港到着。
・スカイテラスから霧島の山並みが大きく見える。「韓国岳」「高千穂」・・・KobayashiさんやToshieiさんには感慨もひとしお。
・昼食。薩摩うどん・そば・鹿児島黒豚・角煮弁当など。もちろんビールの人も。
・13:15 鹿児島空港出発。機内では、山賊仲間の声が響いていた。季節限定「ゆずジュース」がおいしかったな。
・14:55快晴の中、羽田空港に到着。・・・人で混雑する中を京急・品川乗り換え・新幹線と順調に乗り継いで、楽しい山賊たちの旅も終わりに近づく。車中も山賊たちの声が響いていた。
みなさんお疲れ様でした。楽しかったね。幹事さんご苦労様でした。ありがとう。
付録
「ああ人生に涙あり」
1 人生落ありゃ苦もあるさ
くじけりゃ誰かが先にゆく
あとから来たのに追いつかれ
泣くのがいやならさあ歩け
2 人生涙と笑顔あり
そんなに悪くはないもんだ
なんにもしないで生きるより
なにかを求めて生きようよ