急登早月尾根から剱岳へ(2999m)

1 期 日   2018年8月20日(月)−23日(木) 

2 参加者  noriko, yoshimi,  2名

3 日 程
車  20日 村上10:20−<日本海高速道>−米山SA−滑川IC14:15−馬場島荘15:10 4時間50分

山行 21日 馬場島荘5:45−松尾平1000m6:45−1600m道標9:10−1920m三角点10:40−早月小屋12:30  上り 6時間45分

    22日 早月小屋5:30−2600m道標6:50−9:00剱岳山頂10:00−2600m道標11:40−早月小屋13:00 上り 3時間30分 下り 3時間

    23日 早月小屋5:30−1920m三角点6:30−1600m道標7:15−松尾平1000m8:55−馬場島荘10:00  下り 4時間30分

4 山行経過
 今回は、中高年登山愛好家の3泊4日の楽々登山のつもりだったが、早月尾根は日本一の急登だった。雑誌PEAKSの記事によると、急登と呼ばれるルートを比較してみると、早月尾根は、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根よりも傾斜、距離において上回っていて日本一だというのだ。あこがれの剱岳を登るに当たって、室堂ルートよりも危険度が少ない早月尾根ルートを選んだのだが、思ったより厳しい山行になった。最初の尾根への取り付きの急登、1600mを過ぎてからの段差の大きい急登、早月小屋から上部の岩の急登、山頂付近のガレ場の急登と、確かに急登が続いた。しかし、剱岳山頂で待っていたのは360℃の絶景だった。北アルプスの山々がすべて見渡すことができた。遠く富士山や南アルプスの山並みも見ることができた。遠く北に白馬岳、南に笠ヶ岳、目の前に鹿島槍ヶ岳、登った山はまた懐かしい。見下ろす剱沢も登山道がはっきりと見え、そこを歩く人々も見える。帰りに寄った上市町の「アルプスの湯」から眺めた剱岳はほかの山とは違う特異な山容だった。人を寄せつけないような切り立った岩の稜線。どこを登ったのだろうと不思議にさえ感じられた。

5 山行写真

馬場島荘、朝6時前に出発
キャンプ場脇の道を進み、左へ
登山口、登山届は馬場島荘に出す
すぐ急登、ジグザクに登る
 1時間ほどで松尾平標高1000m
杉の大木がたくさんあった
 
 振り返ると富山平野・能登半島が見える
 
 富山湾もはっきり
1600m標識
 
 着実に歩みを進める
 
 ダケカンバ
 
 ゴゼンタチバナの実
 
 ミヤマホツツジ
1800m
 
 ダケカンバの林、数が多い
 
 キヌガサソウ
 
 サンカヨウの実
2000m
馬場島荘のおにぎり、でかい
池があった、このあたりは花も多い
 
 イワイチョウ
 
 鳥が水浴びをしていた
早月小屋手前、段差が大きい
急登が続く
ようやく、早月小屋
早月小屋、ここから剱岳山頂が見える
夕食・朝食は5時から、手洗いの水はない
手作りのおいしい夕食
小屋の標識
 
 小屋から奥大日岳・大日岳が目の前に見える
 
 早月小屋より夕方の剱岳山頂
 
 朝食、ご飯味噌汁はおかわり自由
 
 5:30小屋出発、早速急登
 
 岩の尾根を登っていく
次第に日が差してくる 
 
 いくつもの岩をぬって道が続く
 
 2600m
 
 ヨツバシオガマ
 
 小窓の稜線を左手に見ながら
 
ミヤマダイモンジソウ 
 
 ヒョウタンボク
 
 トリカブト
 
 室堂と薬師岳、快晴だ
 
 どこを登るのか、行くしかない
 
 マツムシソウ
 
 来た道を振り返る
 
 まだまだ先は長い
 
 矢印に従って進む、行けそうに見えても×はだめ
 
 木はない、峰に上がりそうだ
 
 あと0.7km岩場だ
 
 逆光の中を進む
 
 ハイマツの間を進む
 
 鎖場
 
 慎重に
 
 振り返ると、別のグループが続いている
 
 緊張の疲れを取る
 
 チシマギキョウ
 
 さらにガレ場を上がる
 
 早月小屋とさらに下に馬場島荘が見えた
 
 今日も富山平野を一望できる
 
 室堂ルートとの合流点
 
 こちらが室堂ルート前劔・剱沢が見える
 
 富山平野
 
 富士山
 
 唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳
 
 登頂記念、左に北アルプス
 
 笠ヶ岳・黒部五郎岳・薬師岳、下に室堂ターミナル
 
 カシミール眺望図 剱岳より南方面 
 
 立山の大汝山・雄山、後方に槍ヶ岳・穂高連峰
 
 剱沢、登山道も見える
 
 薬師岳
 
 五竜岳
 
 旭岳・白馬岳、  杓子岳・鑓ヶ岳
 
 カシミール眺望図 剱岳より北東方面
 
 にぎあう山頂から下山開始
 
 室堂ルート、カニのタテバイ・ヨコバイを見下ろす
 
 前劔
 
前劔の アップ
 
 早月尾根に下る
 
 鎖場
 
 ミヤマリンドウ
 
 チングルマの穂と小窓尾根
 
 岩を乗り越える
 
 夕食にカレー、おいしかった
 
 富山の夕景