丹沢山～蛭ヶ岳縦走

１　期　日　　　　平成24年7月15日～16日

２　参加者　　　　Ａbe・山の仲間3人　　計4人

３　行　程

○7月15日（日）
　　　秦野駅（バス）7:30===　矢櫃峠下車8:05・・・登山口8:35　・・・　二の塔9:45　・・・　烏尾山荘10:40
　　　　・・・三の塔11:10・・・新大日12:10・・・行者ヶ岳・・・塔の岳13:00・・・　丹沢山（1567m）　みやま山荘14:45
○7月16日（月）
　　　　みやま山荘5:55・・・　蛭ヶ岳(1672m) 7:40　・・・9:40 姫　次　10:15　・・・・八丁坂ノ頭登り口12:00
　　　　・・・東野バス停　鶴屋旅館12:55

４　山行の様子
　前日夕方、神奈川県秦野駅前のビジネスホテルに集合し、近くの居酒屋で旧交を温めた。
　翌日、この時期の丹沢はあまり混まないだろうという予想を裏切り、矢櫃峠行きの7時３５分のバスを待つ人の数は多く、定期と臨時便2台の計3台が運行された。さすが関東のメジャーの山だと思った。
　満員の人を乗せたバスの終点から、20分ほど歩き登山開始。雨はおちてはいないが、ガスがかかっている。途中からは風も強くなってきた。薄暗い登山道を大勢の人が速いペースで登っていく。二の塔のガレ場あたりから白い花が咲いていたので、案内板を整備している女性に聞くと、ノイバラだと教えてもらった。神奈川県の財団法人の方だそう。写真を撮らせてもらった。（私たちの写真も、秦野ビジターセンターのブログにのっている。）
　三の塔を過ぎた行者ヶ岳（標識⑪）は鎖場で、すれ違いの大渋滞にはまってしまった。そこをようやく抜け、新大日に着いた。Ｋさん家のブルーベリーやおにぎりを食べた。そして40分ほどで塔の岳。晴れていれば富士山など大展望が楽しめる場所だそうだが、もちろん何も見えず。尊仏山荘もガスの中。ここを目的地として日帰りの登山客が大半のようで、丹沢山方面に向かう人はめっきり減ってしまった。
　途中、Ｔさん心遣いの焼きドーナツを食べ、Ｋさんのオカリナを聴き元気を充電した。シカなどの動物から植生を保護する柵はあちらこちらで見られたが、シカとは対面しなかった。更に強くなる風と霧の中、ぬかるんだ道、木道を踏み、ソーラーパネルが設置してあるみやま山荘に到着した。8年前に改装したという山荘は、とてもきれいで、快適。談話室では、ビール、お酒、話もすすんだ。明日のコースは、蛭ヶ岳から檜洞丸、ゴーラ沢に降りる予定であったが、豪雨でゴーラ沢が溢れていたという情報が入り、急遽予定を変更することとなった。手の込んだ夕食をいただき、午後8時30分消灯。

　翌日朝食を済ませ、蛭ヶ岳に出発した。今日も相変わらず霧と強風。登山道脇には笹がびっしりと生えている。1時間ほど歩いていたら雲の切れ間から少し青空が顔を出し、天気の回復を予感させた。また宮ヶ瀬湖、市街地もきらきらと光って美しく見えてきた。そして待望の富士山の頭が時折見えては、雲に隠れた。途中、蛭ヶ岳山荘から降りてきた人にすれ違う。昨日とは打って変わって、富士山はもちろんスカイツリーも見えたとのことで期待が膨らむ。ようやく神奈川県の最高峰、蛭ヶ岳に到着。そして、ほとんどあきらめていた富士山をカメラに収めることができて大満足。
　あとは下山、植生がブナに変わり、快適な道。それにしても丹沢は、アップダウンが多い。姫次まで降りてきてお天気も回復してきたので、Ｏさんがコーヒーを入れてくれた。Ｙさんのお菓子や黒砂糖などでしばし休憩。ここから焼山方面に向かい、青根の分岐を下り、バス停を目指した。登山道には、倒木も多い。このところの台風や豪雨被害だろうか。陽射しが強く、暑くなってきた。アスファルト道に出てからもバス停まで、とても遠くに感じた。鶴屋旅館で入浴（500円）休憩し、バスが3時過ぎまでこないため、タクシーを呼んでもらいＪＲ藤野駅に向かった（料金４１３０円）。丹沢方面には霧がかかっている。タクシーの運転手さんによると昨日も今日も天気はよく暑かったとのこと。下界は晴れていても霧がかかり、蛭がいるほどじめじめしている丹沢らしいといえば丹沢らしいのかな。中央線で東京まで出て帰宅した。
　今回、経験豊富な3名の方には大変お世話になりました。ありがとうございました。（Ａbe）