頼母木山(1730m)山行

1 期 日   2014年8月3日(日) 

2 参加者  Noriko.Yoshimi  2名

3 日 程
 送迎タクシー   奥胎内ヒュッテ−足の松登山口 10分 300円 土日朝5:30始発

 上り 足の松登山口5:40−姫子の峰6:30−滝見場7:15−水場分岐8:00−イチジノ峰8:35−大石山分岐9:30−
     頼母木小屋10:20    上り 4時間40分 < 昼食 >
     頼母木小屋11:20−頼母木山山頂11:45−頼母木小屋12:10
 下り 頼母木小屋12:20−大石山分岐12:50−イチジノ峰13:35−水場分岐13:55−滝見場14:40−姫子の峰15:30
     −足の松登山口16:05   下り 3時間45分  


赤いラインが山行コース

4 山行経過     「暑さ対策」
 真夏になり、日帰りで楽しめる山を考えると、足の松尾根コースしかない。とにかく、頼母木小屋にたどり着けば冷たい水にありつけるのだ。朝はもちろん、1番のタクシーで登山口に向かった。暑くなる前に高度1000mは越えたいと考えた。
 水は半分水を凍らせたペットボトルを持った。いつも冷たい水を飲むことができてよかった。休憩は日陰で風通しのよいところを選んだ。ブナ林は涼しくて気持ちがよかった。頼母木小屋では冷たい水を頭にかぶった。タオルを濡らして顔や首回り、脇の下を冷やした。飲む以上に身体のほてりを冷ますことができた。稜線でも25度の気温で、木陰のなくなった登山道を歩くのは、きつかった。足が上がらないというよりは頭がボーとするのだった。
 本当に頼母木小屋の水には助けられた。中条の水道屋さんが、清水の取り入れ口やパイプを整備してくれていた。水場のすぐ脇からパイプが立ち上がっていた。ここ数年のうちに改良されたようだ。県外の縦走の登山グループも水を飲んで生き返ったようだった。
 お昼の下山も暑かった。小さいアイスボックスにアクエリアスの冷凍パウチ2個、水1gの冷凍ペットボトルを持っていた。お昼の食料を冷たくしておいたのだが、昼を過ぎてもまだ半解凍だった。下山途中の休憩では、冷凍パウチで頭や首筋を冷やした。これも効果的だった。水1gの冷凍ペットボトルもまだ半解凍なので、昼を過ぎても冷たい水を飲むことができた。

 やはり、飯豊の稜線は花がいっぱいだった。とくにイイデリンドウをたくさん見ることができた。この特産種のイイデリンドウは盛夏に一番の盛りを迎えるようだ。また、地神山から頼母木山の稜線にたくさんさいているようだ。日が差さないと開花しないので、今回が見頃だったのだろう。余裕があって地神山に足を伸ばせれば、もっとたくさんのイイデリンドウに会えただろう。

 暑さとの戦いの山行だったが、下山の最後は、雷雨との戦いだった。下山も半分を過ぎてから空が暗くなり、激しい雨にたたかれた。そして雷も鳴り出した。すでに林の中を歩いていたので、さほど心配はしなかったが、段々頻繁になってきたので、足下に気をつけて急いで下山した。奥胎内ヒュッテあたりも大雨だったが、国道に出ると全く雨は降っていなかった。35度の猛暑だった。

5 山行写真

御用平、いよいよ出発
最初の急登
岩場が3カ所ある
姫子の峰、朝の日がまぶしい
5:30始発の乗合タクシーの10人が一緒に出発した
滝見場、みなさん経験者という感じだった
右、大石山、左鉾立峰、中腹を過ぎてようやく見えてきた
木の根の多い尾根道が続く
水場の分岐、日差しが強く、暑かった
水場分岐の先にあるブナ林の急登を登る
広場で休憩、ブナ林はとても涼しい
イチジノ峰、日向で急登、一番きつかった
眺めがよく、東港の煙突も見えた
きつい傾斜をあえぎながら登る
西ノ峰、ここまで来ればあと少し
エブリ差岳、小屋も見えた
地神山、頼母木山、頼母木小屋
大石山分岐、暑かったが前回より早く着いた
頼母木山、地神山への稜線
大石山を過ぎると、エブリ差岳への登山道がよく見えた
左が鉾立峰、この上りが厳しい
タカネナデシコ
マツムシソウ
お花畑、後ろに二ツ峰
イブキトラノオと
ハクサンフウロ
ヨツバシオガマ
ニッコウキスゲも残っていた
稜線でも25度Cだったが、花たちは元気だ
あまり背の高くないアザミ、クガイソウ
左、鉾立峰、中央エブリ差岳
イブキジャコウソウ
ニッコウキスゲ
マルバダケブキ
ハクサンシャジン
ハクサンイチゲ、残雪が溶けて成長したのだろう
ハクサンイチゲの群生、白くきれいだ
お花が疲れを癒やしてくれる
大石山を振り返る、稜線が美しい
ようやく頼母木小屋、最後のがんばりだ
頼母木小屋ではヘリによる資材の運搬が行われていた
空身で頼母木山に向かう
溶け残った雪渓脇に咲くイワイチョウ
雪渓の消えあとにチングルマの群生
ミヤマリンドウ
イイデリンドウ、頼母木山のこのあたりが北限だろうか
天気もよく、きれいに咲いている
小さいが数多く咲いていた、今が最盛期だろうか
蕾も多いので、まだ楽しめそうだ
頼母木山から頼母木小屋を見下ろす
登頂の記念写真
地神山方面、大きい株のイイデリンドウがあるという
右手に倉手山が見えた、左が小国の長者原、昼になって雲が出てきた
イイデリンドウ、携帯と並べて大きさを比べる、この暑い時期が最盛期のようだ
モウセンゴケの花
マツムシソウ
マツムシソウの群生
気温25度の頼母木小屋の水場、この冷たい水で生き返った
中条の水道屋さんがパイプ修理に来ていた、ありがたいことだ
ハクサンオミナエシに見送られて下山開始
ハクサンオミナエシ
足の松尾根の全貌、やっぱり長い
滝見場より見えた滝
岩場を乗り越えて下山
この直後、雨が降り出した、横殴りの強い雨になった
雷も連続的に鳴り出した、滑るのに注意して急いで下った
しかし、平場では雨は降らなかったようだ、平場の気温は33度