大境山 1101m

yamada yoshimi

1 期 日   2009年5月25日(月)

2 日 程
  上り  登山口9:00−稜線840m10:40−山頂11:30     2時間30分
  下り  山頂12:00−稜線840m13:00−登山口14:30    2時間30分  

3 山行経過
 酒屋さんの前の道路から川に沿って行き、砂防ダムの手前で川を渡って流れ込む用水路に沿って南下する。大回りするのは私有地が通行禁止になっているからだ。沢に沿って山へ入っていく。泥の道を越えて林に入る。しばらくはなだらかな道だ。
 高度400mを過ぎると急登になって800mの稜線まで厳しい上りが続く。途中に少し道がわからなくなったところがあった。少し土砂が崩れたようなところで、シラネアオイが咲いていた。ここは右から回り込むようにして登った。ヒメサユリの蕾がたくさん出てきた。また、土砂がくずれたところがあった。花がきれいで眺めもいい。
 稜線に上がってから反対側に下り始める。不安になるが、道なりに左方向へ進む。藪の中を進むと沢に出る。残雪があったが、雪の下を勢いよく水が流れていた。ここから、また尾根に取りついて上り返すのだが、とりつきが見つけにくかった。赤いシールを目印に登った。急登になってきた。小さいピークがいくつかあって、小さい池もあった。その上に三角点、山頂があった。ガスで展望はなかった。しかし、国境ののこの山は、天気がよければ、関川村から日本海、飯豊連峰などすばらしい展望があるという。

4 いくつかの教訓
 単独で初めての山には入るときは、事前の調査と地図が必要だ。書籍やホームページで山行記録を5つは読んでおいた。登山道の地図はなかったが、参考になる地図を元に、登山道の予想を書いて準備した。稜線を越えて新潟県側に入ったところで、道を失って撤退したグループがあったことも知っていた。
 大きな失敗は、ズボンをすっかり濡らしてしまったことだ。気温が下がらなかったからよかったが、油断をしていた。朝方雨が降って藪はすっかり濡れていた。もう雨は降らず、午後からは晴れるという天気予報だったので、スパッツもしなかった。登山道が広ければ、これでよかったのだが、上りの途中でズボンは半分濡れていた。もう濡れてもいいやと考えてカッパズボンは履かなかった。ところが、後半の藪は酷く、ズボンはぐっしゃりになった。山頂に着く頃には靴の中まで水が浸みていて、ズボンはしぼると水がたくさん出た。ここでカッパズボンと履き替えた。重ね着は冷たくてできなかった。もし、泊まりの山行だったり、気温が下がっていたら、どうなっていただろうか。反省しきりの山行になった。

5 山行写真

 中田山崎のバス停、ここが登山口だ。
川をさかのぼり、対岸に渡り、流れ込む用水路に沿って進む。
山には入る標識
沢に沿って進む、泥に埋まるところもある。
ツツジがきれいだ。
チゴユリ
シラネアオイ
スミレ
ヒメサユリ、高度800mあたりに10本の株があった。
ツルシキミ
下りの時に高度800mあたりで飯豊方面が見えた。
 急登があったり、崩れたところがあったりした。
イワカガミ 
 長者原への道、小玉川地域。
オオバキスミレ
840mの稜線から降りたところの沢
雪の下をたくさん水が流れていた。
タムシバも咲いていた。
山頂手前の稜線の池
展望のない大境山山頂、残念。