二王子岳(1421m)山行記録

1 日 時  2003年5月10日

2 参加者 Kobayasi,Yuriko,Abe,Atuko,Akia,Noriko

3 山行タイム
  <登り 4時間15分>
  登山口6:45 − 一王子小屋(3合目)8:00 −独標(5合目)8:55 −油こぼし(7合目)10:05 −山頂11:00
  <下り 2時間55分>
  山頂12:50 − 独標14:00 − 一王子小屋14:40 − 登山口15:45

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 久しぶりの二王子岳登山、しだれ桜がきれいに咲いている二王子神社でkobayasiさんと合流して、6名で出発する。
こんな調子で歩いたら、すごく遅くなるかなと考えながらも、やや疲れ気味だったし、初めて二王子岳に登る人もいるので、ゆっくり歩き始める。
一王子小屋からは、雪道が出てくる。一時間で独標に到着。ここも雪だが、いつもよりは少ないかなと思う。yurikoさんが「独標が、真っ直ぐになっている」言うので、そうかと気づく。ここまで、1時間歩いて10分間の休憩を取るペースできた。あまり休憩を取らない方が疲れないように感じる。

 独標を過ぎると「いよいよ油こぼしだね。ここからいくつも油こぼしを行くんだよね」と気を引き締めながら歩き出す。油こぼしは残雪の季節だから楽に登ることができる。前に行く団体の踏みあとを踏みしめながら、1歩足が着いたら次の1歩を出すという歩きだ。「エベレストを登る人のように、休みながら歩いているようだね」「急なところを歩く方が楽だ」と話ながら歩き、みんな元気でなので7合目まで歩き通す。ここで休憩を取っている団体は、私の高校の大先輩たちで、山の好きな同級生の集まりだそうだ。みんな元気だった。

 いよいよ最後の山頂を目指す歩きで、飯豊が待っていると思うと楽しみだったが、戻ってくる人が、「今日は霞んでいる」と教えてくれて、少しがっかりした。木々は、独標付近がやっと芽吹き始めで、山頂付近はまだまだだ。kobayasiさんが、「この雪の下がお花畑だよ」と教えてくれる。二王子岳はまさに早春を迎えているのだ。

 とうとう山頂に到着する。やはり飯豊は霞んでいた。かろうじて目をこらすと、鉾立が見える。風もなく暖かいので、山頂に陣取ってお昼ご飯にする。ここで、時計を見てびっくり。予定通り11時に到着していた。「あんなにゆっくり歩いて予定通り着くなんて不思議だね」と健闘をたたえ合う。休みは3回だけで、同じ早さで歩き通したのがよかったのだろう。これぞ山賊の、カメ(ナメクジ)の歩きなのだ。

 山頂での小鯛汁は定番となった。kobayasiさんの奥さんの手料理をたくさんいただく。コンビニのおにぎりを買って参加の私には、ありがたい。
山頂からクマさんに電話したが、場所によってなかなかつながらなかった。ようやく話ができた。クマさんは、今日靴を買ってもらうとのこと。次は新しい靴で参加できるといい。

 帰りは一気に独標まで下る。yurikoさんやkobayasiさんが、尻滑りをして下りていた。一王子小屋から水場まで下りると、水芭蕉が咲いていた。つめたい水がおいしくて、ごくごく飲んだ。下り途中で猿をたくさん見たが、水場にはいなかった。下りは3時間、ちょっと疲れたが、みんな元気に下山した。帰りも道を間違えたが、何とか無事に7号線に出てmutukoさんが待つ保内小学校に到着した。(Noriko)
  

4合目付近もう雪道になる 山頂、飯豊は霞んでいた