火打山・妙高山山行記録
(2,462m) (2,454m)

1 日 時  2010年8月1日(日)〜3日(火)

2 参加者  Toshiei  Shizue  Shigeru  Mutuko  Yumiko   5人

3 日 程
  8月1日(日)
村上発4:00塩谷大津4:25荒川胎内IC 4:30米山SA妙高高原IC 6:45 (2時間15分)
県道39号)笹ヶ峰駐車場7:20 登山出発7:45 → 黒沢橋8:40〜8:50 →  (35分) (55分)
富士見平11:00 → 高谷池ヒュッテ着12:00(昼食)発12:50 → 天狗ノ庭13:10   (130分) (60分) (20分) → ライチョウ平 14:00 → 火打山頂14:40〜14:55 → 高谷池ヒュッテ着16:20 (50分) (40分) (85分)

8月2日(月)
高谷池ヒュッテ出発 5:55 → 黒沢池ヒュッテ 7:00〜7:20 → 大倉乗越 7:45〜 (65分) (25分)
7:50 → 長助池分岐 8:30〜8:45 → 妙高山頂 10:10 (昼食)11:05 →
(40分) (85分) (60分)
長助池分岐 12:05〜12:20 → 大倉乗越 13:00 → 黒沢池ヒュッテ着 13:25
(40分) (20分)

8月3日(火)
黒沢池ヒュッテ出発 6:30 → 富士見平 7:45〜7:55 → 黒沢橋 9:20〜9:30 → (75分) (85分) (40分) 笹ヶ峰着 10:10「苗名の湯」「そばの花」「ブルーベリー園・まつき」
信濃町IC 12:45米山SA荒川胎内IC 15:05大津 塩谷 村上 (2時間20分)

★所要時間(含む休憩) 笹ヶ峰 → 高谷池ヒュッテ  4時間15分
高谷池ヒュッテ→←火打山頂  上り1時間50分 下り1時間25分
高谷池ヒュッテ → 黒沢池ヒュッテ  1時間5分
黒沢池ヒュッテ→←妙高山頂  上り2時間50分 下り2時間20分
黒沢池ヒュッテ → 笹ヶ峰  3時間40分

4 山行経過
8月1日(日) 曇り 霧 
 笹ヶ峰駐車場に予定より早く到着。車は満車状態。雲行きがあやしいのでザックカバーをかけ雨対策をして登山口へ。気温と湿度が異常に高い中を少し速めのペースで歩き始める。途中でペースダウン。9分の○と書いてある標識から次の9分の○までがいやに遠く感じられる。途中の休憩でMutukoさん手作りのシャーベット状カルピスゼリーを頂き、生きた心地になる。木立の登山道を一歩一歩足を上に運んでいると、突然現れたという感じで高谷池ヒュッテの建物が目に飛び込んできた。9分の6の地点だった。
 外のベンチで昼食を食べる。トマトやキュウリの夏野菜はもちろんだが、好評だったのはMutukoさんが作ってくれた海藻サラダだった。小屋受付後、ディバッグで火打山頂目指して出発。高谷池、天狗の庭は高山植物が競って咲いている。ハクサンコザクラの薄紅色が霧の中でも鮮やかである。真っ白なワタスゲの群生は湿原をきわだたせている。
 しかし、暑い!標高が上がっても暑い!あえぎあえぎ登る。“忍”の一字である。ようやく登頂した山頂は、霧がかかり何も見えず。しかし、登れたことに意義ありかな、雨にも降られなかったし、と少し達成感を感じる。
 小屋到着後すっきりと霧が晴れ、高谷池の向こうに火打山が姿を見せる。火打と焼山の間に沈む夕陽を眺め、明日の天候が少しでもよいことを願う。
  ※高谷池ヒュッテは、使用済みトイレットペーパーや残飯、小屋で買ったビール缶            ペットボトルの空等ゴミは全て持ち帰り。
★夕食;カレーとハヤシライス、らっきょう、福神漬け、缶詰パイン、茶

8月2日(月) 曇り時々晴れ 霧
★朝食;中華丼、みそ汁、梅干し、ショウガ、茶
★弁当;レトルト赤飯、漬物
 予定より少し早めに高谷池ヒュッテを出発。昨日の反省から初めはゆっくりと歩き、1時間ほどで黒沢池ヒュッテに到着する。必要のない物を小屋前に置き、妙高山を目指す。
 今日も霧がかかって展望は望めないが、雨の心配はなく昨日より少しは蒸し暑さも軽いような気がする。今日は順調に歩を進める。長助池分岐のベンチでエネルギーを補給して妙高山の急登にかかる。周りの木々が陽を遮ってくれることもあるのか、岩場を慎重に一歩一歩登ることで気が紛れるのか、思ったよりも辛くなく山頂に到着することができた。
 霧がかかり展望を楽しむことはできず、早めの昼食にする。お弁当プラスお湯を沸かしてみそ汁やスープ、そして熱いグリーンティ(抹茶入り粉末茶)がとってもおいしかった。 順調に黒沢池ヒュッテまで下山し、小屋前でティタイムをゆっくりととることができた。登山靴を間違われてはかれないように、5人の靴を交互に合わせてヒュッテの中に入る黒沢池ヒュッテは3階建て建物の中心が吹き抜けで階段になっており、放射状に布団を敷いて寝るちょっと変わった形の小屋である。
 夕方から霧が濃くなり、霧雨も降ってくる。明日の天気が心配になってくる。
★夕食;ごはん、みそ汁、コーンポタージュ、煮物(小魚・里芋・竹の子・椎茸) ウズラ豆の甘煮、茶

8月3日(火) 晴れ
★朝食;パンケーキ、4種類のジャム、コンソメスープ、缶詰の黄桃、コーヒー
 朝起きたら何と青空が。周囲の山々もようやく姿を現してくれる。黒沢池湿原の花々をゆっくりと楽しみながら気分良く木道を歩く。高谷池湿原にたくさん咲いていたハクサンコザクラはここでは見られないが、黒沢池湿原は広大だ。
湿原を後にして富士見平(火打への分岐)に向かう。上りの時も通ったのであるが改めて確認してみると、平とはいえ平らしき箇所は見あたらない。分岐から登山道を少し下山すると真正面に黒姫山が。天候に恵まれれば黒姫山の向こうに富士山を見ることができるということなのでこのあたりを富士見平というんだね、と皆で納得する。
 下山路途中では、雪渓をまだ残す北アルプス後立山連峰を望むことができた。眼下には乙見湖も眺めることができ、終わりよしの山行であった。
下山後は、杉野沢の「苗名の湯」で3日間の汗を流し、お隣の「そばの花」で手打ちばと地場産野菜の天ぷらに舌鼓を打つ。黒姫まで足を伸ばしブルーベリーを購入、ブルベリーがたっぷりとのったソフトクリームも食べ、気持ちもお腹も大満足!  (yumiko)

黒沢橋
立派な橋
 十二曲がり
 
 富士見平分岐
 
 モミジカラマツ
 
 クルマユリ
 
 オオバミゾホウヅキ
 
 ヤグルマソウ
 
 高谷池ヒュッテが見えた
 
 高谷池とヒュッテ
 
 見頃のモミジカラマツ
 
 アオノツガザクラ
 
 ハクサンコザクラ
 
 イワカガミ
 
 イワイチョウ
 
ハクサンコザクラが一面に咲いている 
 
 かわいいイワカガミの花
 
 コバイケイソウ
 
 ヨツバシオガマ
 
 天狗の庭
 
 雪の残る天狗の庭
 
 どこまでも続くワタスゲ
 
 ミヤマコウゾリナ
 
 ヨツバシオガマとミヤマアキノキリンソウ
 
 ウメバチソウ
 
 マルバダケブキ
 
 オタカラコウ
 
 ライチョウ平
 
 ミヤマカラマツ
 
 ミヤマキンバイ
 
ウサギギク 
 
 火打山頂にて
 
 ミョウコウトリカブト
 
 キヌガサソウ
 
 登ってきた火打山が姿を現した
 
 高谷池と火打山
 
 高谷池ヒュッテから黒沢池ヒュッテに向かう
 
茶臼山表示 
 
 イチヤクソウ
 
黒沢池ヒュッテ 
 
 妙高山が見えた
 
 妙高山
 
 コキンレイカ
 
 長助池分岐
 
 ヒメシャジン
 
 妙高山標柱
 
 妙高山山頂にて
 
 長助池分岐で一休み
 
 黒沢池ヒュッテの夕食
 
 黒沢池ヒュッテの朝食
 
 黒沢池ヒュッテ前にて
 
 黒沢池湿原とワタスゲ
 
 モウセンゴケ
 
オオバタケシマランの実 
 
 イワショウブ
 
 ハクサンフウロ
 
 黒姫山の向こうに富士は見えず
 
 遠くに北アルプスが見えた
 
 冷たい黒沢の水
 
 笹ヶ峰登山口に無事到着