山行日誌20140227  by yamada

冬の五頭山、五つの白い峰

五頭山頂から五つの峰を見る


赤い線が山行ルート

1 期 日   2014年2月27(木) 

2 山行時間
 駐車場・菱ヶ岳登山口10:25−ドングリの森登山口10:45−6合目11:25−12:15三ノ峰小屋12:50−一ノ峰13:05−五頭山頂13:15

 −三ノ峰小屋13:40−6合目14:10−ドングリの森14:40−駐車場車14:50

3 記録写真
 五頭山は冬でも登る人が多いと聞いた。三ノ峰の小屋は地域の方のおかげで冬でも使えるという。1度冬に登ってみたかった。降雪の時期が過ぎて雪も落ち着いた今、曇りではあるけれど、チャンスだと思って登ることにした。
 月岡温泉を過ぎて村杉温泉に向かう。国道280号線の標識にあるドングリの森への川沿いの道は、雪で交通止めだったが、村杉温泉に入って長生館の手前を左に折れると、除雪した道が続いていた。菱ヶ岳の登山口の駐車場まで行くことができた。駐車場には平日にもかかわらず、10台ほどの車が止まっていた。大勢登っていると思うと励まされてつぼ足で歩き始めた。
 ドングリの森の登山口では、東屋で楽器演奏の練習をしている人がいた。雪は多いが、しっかりと踏まれていて、つぼ足で歩くことができた。踏み跡を見ると6本アイゼンで登っている人もいた。これは下りでも有効だろうと思った。空は曇りで少し不安だったが、上り続けた。気温は平野部で10度くらいもあったので、上下夏のカッパを着て登ったが、それでも暑くて下のフリースを脱いだ。中腹を過ぎると下山する人とすれ違った。10人近くの人とすれ違った。6合目で一休みして上り続けた。林を抜けて木のない尾根にでると、風がかなり強かった。帽子が飛ばされそうだった。冬の日本海からの風は強い。雨を心配しながら急登を登った。左手に五ノ峰の鐘が見えた。そして三ノ峰のなだらかな頂に着いた。雨が降ってきてどうしたものかと思ったが、短い時間で止んだ。張られたロープの下に避難小屋の入口があった。風向きの反対方向に坂が作られてあり、小屋の中に入ることができた。4mほどの深さだ。ここで30分休んで昼食を取り、ゆっくりできた。ここで昨日菱ヶ岳でテント泊をした若いカップルに会った。小千谷の人だという。
 小屋を出てとりあえず一ノ峰に向かった。二ノ峰のお地蔵さんの頭がでていた。峰はほとんど雪に覆われているので踏み跡は稜線沿いに付けられていた。小さいアップダウンを経て一ノ峰に着いた。菱ヶ岳が南に白く聳えている。踏み跡を見ると、雪庇を乗り越えて山頂に向かっている。これは行くしかない。山頂の手前は風の通り道で風紋が風の荒々しさを示していた。なんとか立っている木々も枝先に付いた雪の重みで幹を大きく曲げて、枝先が雪面に刺さっている。厳しい冬の山頂だ。三角点のあたりに竹棒が立っていて山頂を示している。やはり風は厳しい。少しでも吹雪けばここまではこれなかったろう。雪をかぶった五つの峰が目の前に並んでいる。山頂から五頭山の本来の姿を見ることができた。   yamada

村杉温泉から入った林道 
右手を登れば菱ヶ岳への登山道だ 
50cmほどの雪だが、しっかりした踏み跡がついている 
 
夏であればここまで車が入るところだ 
 
 右奥の東屋から楽器演奏が聞こえた
 
 いよいよ、登山道にはいる、急登は少し滑る
 
 しっかりした踏み跡が続いている
 
 6合目11:25、もう下山の人と数人すれ違った
 
 急登を過ぎて、木がない小ピークでは、かなり風が強い
 
 菱ヶ岳の姿も見えてきた
 
やせ尾根を登る 
下山する人が多い、12:00ころ
 
 五ノ峰の鐘もよく見えた
 
 三ノ峰、目印の長い竹の棒
 
 かなり平坦で、ガスがでたり吹雪いたりすれば、迷うだろう
 
 三ノ峰の鐘の柱
 
ロープを張って小屋への通路に落ちないようにしている
 
風下から小屋への通路が掘られている、雪は4m 
 
中はきれいで、ストーブもあった 
 
 寒いのでラーメンを食べた
 
 一ノ峰へ下って登る、夏道とはちがう
 
一ノ峰の鐘の頭だけが見えた 
 
 雪庇を越えて踏み跡が続く
 
 山頂へ踏み跡が続く
 
 ここは風が強い、帽子が飛ばされそうだ
 
雪の上に風紋ができていた
 
 この上が山頂だ
 
三角点は見えないが、標示があった 
 
 一ノ峰にもどる、菱ヶ岳がきれいだ
 
 雪の重みで枝が埋もれている
 
冬の厳しい風に耐えて、木が立っている
 
 風が雪の景色を作っている
 
 菱ヶ岳がくっきり見えた
 
 五つの峰がよく見える
 
 一ノ峰への上り返し
 
 二ノ峰のお地蔵さん
 
 三ノ峰の小屋の穴、向こうに四ノ峰
 
 村杉温泉に向かって下り始める
 
 5合目の標識
 
ドングリの森 
 
4台になった駐車場