越後駒ヶ岳(2002m)山行


越後駒ヶ岳山頂からの眺め、左端中岳、右の稜線が八海山

1 期 日   2014年8月24日(日) 

2 参加者  Noriko.Yoshimi  2名

3 日 程

上り  枝折峠駐車場4:30(35)−明神峠5:05(55)−道行山6:00(45)−小倉山6:45(45)−百草ノ池7:30(45)−前駒8:15(35)−

     駒ノ小屋8:50(20)−駒ヶ岳頂上9:10   4時間40分


下り  駒ヶ岳頂上9:45(15)−駒ノ小屋10:00(35)−前駒10:35(30)−百草ノ池11:05(30)−小倉山11:35(45)−道行山12:20(1:00)

     −明神峠13:20(25)−枝折峠13:45     4時間


4 山行経過
 長年登りたいと思っていた山だった。しかし、昭文社の地図のコースタイムでは上り6時間40分になっていて、かなり厳しい感じだった。しかし、新潟100名山では4時間20分になっていて、違いが大きくてまた不確定な感じを持たされていた。1度登山口の下見もして、前泊して登るしかないと考えていた。天候の不安定な今年は近いところに登ろうと考えた。
 計画では登山口5時出発を予定したが、同宿になったガイドさんから早立ちがいいとアドバイスを受けて30分早く出発することにした。枝折峠から明神峠へほぼ予定通りの時間で歩くことができて自信を持てた。道行山、小倉山へと予定通りだった。しかし、急登では無いがとにかく長い。百草ノ池からはいよいよ上りがキツくなってきた。前駒からは岩場も出てきた。ここが我慢のしどころだった。展望もよく、変化のある登山道で、何とか登り切った。
 山頂の展望は素晴らしかった。越後三山を繋がって見ることができた。深田久弥が越後駒ヶ岳を評して「三千メートル峰の風格がある」と書いているのが少しわかった気がした。
 下りも長かった。途中で雨が降り出し、雷が鳴り出した。これで今年3回目の雨の山行になった。今年は悪天候でしかたのない年なのだろう。   

5 山行写真

銀山平から車で8km20分、計画を30分繰り上げて4:30枝折峠出発
早朝の「滝雲」、雲が稜線から流れていく
滝雲の向こうにまだ暗い越後駒ヶ岳
明神峠手前の観音様
整備された木道を行く
明神峠そばにある枝折大明神
明神峠、宿で一緒だったツアーのみなさん20名が朝食
日の出と滝雲
雲の流れが美しい
越後駒ヶ岳に続く稜線、ジグザグに続く
日が差してきた、目の前の峰に上がる
道行山手前で明神峠を振り返る、小さいアップダウンが3つもあった
道行山分岐、左に入ると山頂で眺めがいいという
次は小倉山だ、駒ヶ岳山頂はまだまだ遠い
後方の稜線に右手から取りつく
小倉山分岐、ここから駒ノ湯へは下り3時間(地図コースタイム)
東側には荒沢岳、途中岩場で鎖場・ハシゴがあるらしい
山頂が見える、その左の峰が駒ノ小屋、さらに左に前駒
ぬかるむところには木道が施設してある
百草ノ池、池はヤブの向こうにあって見えない
少し先に行くと百草ノ池が見えた、ここから登りがキツくなる
あの峰が前駒、いよいよ正念場だ
木の土留めは段差を付けて水の流れをコントロールしている
木の階段、滑り止めがある、平成24年、25年施工と記録があった
オヤマノリンドウ
オトギリソウ
モミジハグマ
急登で階段が続く
岩場もある、登りやすい所を見つけながら登る
振り返ると、歩いてきたジグザグに続く稜線が見える
アカモノの実
急登だが、花もいろいろ咲いていた
ミヤマホツツジ
峰を登り切り、峰の南側、「前駒」に出た
ここが前駒だが標識は無い、次の峰に駒ノ小屋のある
左の沢に大きな残雪があった
中間部は、大きな滝になっている
駒ノ小屋へは峰の左側を回り込んで登る
中央の岩壁の左側に登山道、人影も見えた
左手に中ノ岳2085mが聳えている
さらに左手奥には、うっすらと平ヶ岳が見えた、その右に至仏岳が見えるときもあるらしい
コゴメグサ
岩場の斜面が出てきた、マークに従ってコースを見つける
オヤマノリンドウがたくさんあった、秋は近い
「前駒」を振り返る、ここで休む人が多い
中央の岩肌を登っていく、急登だ
コメツツジ
矢印を参考にコース選びをしながら進む
アザミ
キンコウカ
岩場が続くが、小屋のアンテナが見えた、もう少し
振り返るとかなり下まで見える、残雪があればアイゼンが必要だろう
駒の小屋に到着
沢から水を引いているのだが、この日は出ていなかった、水場へ3分歩いて行く
左の登山道を上る、水場へは小屋の右手を下る
トイレもきれいな小屋でした
山頂に向かう、右手に残雪があり、お花畑になっている
小屋を見下ろすと、ツアーの皆さんが登ってきた
岩場の急斜面を登っている
だんだんお花が見えてきた
イワイチョウ
ハクサンコザクラ
イワカガミ
稜線に出る、左に行くと中ノ岳、右が越後駒ヶ岳山頂
ナナカマドも色づいてきている
西側に八海山が見えた、左端が最高峰の入道岳1778m
八海山の左手奥に巻機山が見える
魚沼盆地、新幹線浦佐駅が見える
八海山の頂上稜線の険しい岩場
9:10すぎ登頂、記念写真、八海山を背に
中ノ岳を背に記念写真、2014年8月11日に百名山一筆かきの田中陽希さんが登頂したばかりだ
八海山、右端の峰の裏側にロープウェイ山頂駅がある
魚沼の町も見える
八海山中央右の峰が薬師岳、千本檜小屋もこのあたり
左の登山道を行って奥の中ノ岳へ、さらに吊り尾根をたどって右の八海山へ、三山縦走コース
伝ノ助小屋のおにぎり、美味しかった
奥の三角の峰が巻機山
ツアーのガイドさん、優しい物腰で、ていねいに説明をしていた
駒の小屋へ下る、東側からガスが上がってきた
長い下りが始まった
小屋の左手を沢に下ると水場
トリカブトが咲いていた、ここを水場に下る
銀山平が見えた、ひたすら下る
稜線がみえる、まだまだ先は長い
小倉山まで下って来たが、空が暗くなってきた
小倉山を過ぎて、雷雨が始まった、途中で雷を避けて休んだ
3つのアップダウンを越えて、やっと明神峠の三角点、激しい雨になった
枝折峠へ最後の下り、雨は止まない
13:45枝折峠到着、びしょ濡れです
駐車場の車も少なくなっていた
銀山平へもどる、雨はまだ降っている