越後駒から蓼科、霧ヶ峰・美ヶ原へ


 今年の夏は天気が不安定である。当初は、北アルプスを予定していたが、かなりの悪天候が予想されるため断念した。せっかく休みをとっていたので、天気予報を頼りに、雨を避けて山を選んだ。

1 期 日  平成26年8月5日(火)〜8月7日(木)

2 メンバー ABE2名

3 行 程

(1)越後駒ヶ岳(2003M)

5日(火) 枝折峠登山口5:30・・・明神峠・・・小倉山7:50・・・11:00駒の小屋11:15

      駒ヶ岳山頂11:45 ・・・駒の小屋発12:30・・・小倉山・・・枝折峠登山口17:10

 午前1時、駐車場に到着した。空いているスペースに静かに停めて仮眠をとった。本日はかなりの高温が予想されたので、4時台に歩き始めようと思っていたが、寝すぎてしまい、それで出発が1時間ほど遅れてしまった。夜は真っ暗でわからなかったが、駐車場にはかなりの数の車が駐車されていたのだ。しかし、私たちの出発のころは、人影はまばらだった。
  登山道は、はじめはゆるやかな道で、足慣らしを兼ねて登り始める。軽いアップダウンを繰り返し進んで行く。気温はぐんぐん上がっている。稜線を歩くので日差しがきつい。駒ヶ岳の山頂がはるか遠くに見える。
 行程の半分の小倉山あたりでは、Mは、すでにバテバテになってしまった。幸いに登山道は整備されているので、バテバテになりながらも、なんとか体をだましだまし運んでいき、ようやく駒の小屋に着いた。
 小屋の外の寒暖計は27度、下界の気温が想像できる。この小屋は水が豊富で小屋前に水が引いてあるため、冷たい水で息がつける。ここから山頂へは、30分かからない。途中にはハクサンコザクラ、イワイチョウが少し咲いていた。ひと登りすると分岐があり、中の岳方面にいける。
 山頂は、人が途切れていた。赤とんぼがたくさん飛んでいた。ガスってきたので、360度の展望とはいかなかったが、八海山も少し見えた。戻って駒の小屋前で休憩をとった。小屋の管理の方とお話をしたが、ここ数日はかなりの登山客が入っているとのことだった。
 下山は、登りで体力を使い果たしたMにとっては、忍耐、忍耐、忍耐。
稜線が果てしなく遠い。とにかく小倉山までも長く、そこから先も長かった。

記録写真

 
枝折峠駐車場
枝折峠駐車場
日の出
登山ポスト
トイレ脇の魚沼・尾瀬ルートマップ
尾根の向こうに越後駒ヶ岳
登山道はよく整備されている
 
 
アップダウンを繰り返す
 
 
 
明神峠までは、よい足慣らし
 
 
道行山分岐
 
越後駒ヶ岳は大きい
 
ところどころに木道が施設
 
 
 
 
小倉山 ここでようやく半分
 
結構近づいた?
 
百草ノ池 そばには行けない
 
山と高原地図をスマホにダウンロードしてみたが、これは便利
 
 
通ってきた尾根道
 
 
奥は中ノ岳
 
 
 
ようやく小屋が見えてきた
 
駒の小屋は立派です
 
右奥が山頂
 
登山道には雪はなし
駒の小屋
ハクサンコザクラは、ほんの少し
 
中ノ岳への分岐
 
やっと山頂だ!
 
山頂
 
赤とんぼがいっぱい
 
小屋へ戻る
 
小屋と駒ヶ岳
 
管理の方と
天気が変わらないうちに降りないと
 
夕方は霧が晴れた
 
奥只見湖もはっきりと
帰り道 R352からの駒ヶ岳 雨が落ちてきた


(2)蓼科山(2530M)

 6日(水) 蓼科山7合目登山口 一の鳥居11:00・・・馬返し・・・ザンゲ坂・・・ 

          将軍平 蓼科山荘12:30・・・・山頂ヒュッテ13:10・・・山 頂13:15

        山頂ヒュッテ発14:00・・・将軍平14:35・・・7合目登山口16:00

 昨日の疲れも残っていたので、今日は軽く蓼科山登山のみということにした。この七合目からのコースは短時間で山頂までいけるコースなのである。しかし、歩き始めからすぐに、道は石や岩がごろごろしていて、非常に歩きにくい。また登山道も荒れている箇所が多く、足にやさしくない道であった。
 急なザンゲ坂を過ぎて将軍平に上がれば、ここからはもっと大きな岩がごろごろした登山道に変わる。小さい子どもを伴った家族連れも多く登っていたが、その人たちは将軍塚を終点としていたようで多くはあがってこない。こういった道が好きなSは別として、気が抜けない登山道である。
 ヒュッテまであがれば山頂はすぐそこ。広い山頂は、中央が少し窪地になっていて、蓼科神社の奥社がまつられている。ガスって展望がきかないのが残念である。
ヒュッテに降りて、おしるこを注文してゆっくり休憩した。ヒュッテ内の気温は15度といい、こたつがたてられていた。下山は疲れた足をいたわり、ゆっくり降りた。

記録写真

蓼科山7合目駐車場
一の鳥居からスタート
笹の道
天狗の路地方面
岩がごろごろ
佐久で買ったごま団子
道は悪い
ザンゲ坂あたり 急で悪路
将軍平 蓼科山荘前
いきなりの岩場の登りが
へっぴり腰になっている
ヒュッテ到着
ここから5分かからず山頂
ずっと岩の道
山頂の案内
記念撮影
蓼科神社の奥社にお参り 登山の無事を!
ヒュッテ全景
餅入りおしるこを注文
同じ道を下る
無事到着
後ろは前掛山?


(3)霧ヶ峰 車山(1925M)

7日(木) 車山肩8:30・・・車山湿原・・・車山乗越9:15・・・  頂9:30・・・車山肩10:30

 今日はゆったりコースの山というか高原散策の趣である。朝食後、車山高原に向かう。ビーナスラインの途中には、北、南、中央アルプスの展望台となっている富士見台がある。雲が多いが、富士山がかすかに見えた。また案内板に、高ボッチ高原の名前があった。2年前の夏合宿で立ち寄った場所が、すぐ目の前に見ることができた。肩から山頂は、車山湿原を抜けて車山乗越、山頂、肩に戻る周回コースにした。
 なだらかな蝶々深山や広々とした湿原の景色を楽しむことができる。ヨツバヒヨドリ、アザミ、ハクサンフウロが盛りであった。ここらを歩く人は少なく、静かな散策である。乗越からひと登りでリフトの終点につく。目の前に、昨日登った蓼科山や白樺湖がとびこんでくる。蓼科山の大きさに驚き、北八ヶ岳の縦走路になっていることを実感した。
 
この車山高原スキー場の下からのリフトを利用すると、簡単に山頂に上がってくることができるので、大勢の観光客がいた。本日は、小学生の遠足?やら、気象レーダー観測所の一般公開日とも重なって大賑わいの山頂であった。

記録写真

ビーナスラインから、朝だけ富士山が見えた
途中の富士見台 雲が無ければ絶景なんだ
高ボッチ高原はこんな位置にあったんだ
車山肩から歩き始める
いい天気です
蝶々深山とアザミ
ミヤマシシウドと車山山頂
ヨツバヒヨドリは斜面に満開
カワラナデシコ
ミヤマシシウド
ヨツバヒヨドリ
ホタルブクロ
木道は歩きやすい
ここのマツムシソウは色が薄い
昨日登った蓼科山と白樺湖
ここにもシカがたくさん
蓼科山がこんなに大きかったとは
山頂
神社
気象レーダーの一般公開の整理券を待つ人々
賑やかな山頂
シモツケソウ
マツムシソウが今回は1番印象深かった
ヤナギラン
肩のバイオトイレ


(4)美ヶ原 王ヶ頭(2034M)

7日(木) 美ヶ原自然保護センター駐車場13:30・・・王ヶ頭14:00・・・高原散策

     ・・・自然保護センター駐車場15:30

 車を自然保護センターに回した。売店で、キノコ汁、牛丼を食べて最高峰の王ヶ頭に向かった。空高くそびえ立つ電波塔がある王ヶ頭には30分程度でつく。山頂の王ヶ頭ホテルの眼下には、広々とした美ヶ原高原が広がっていた。ゆっくりと高原の風を楽しみ、ホテルでソフトクリームを味わった。

記録写真

自然保護センター駐車場
案内板
遊歩道
美ヶ原高原を渡る風
やや疲れ気味
王ヶ頭で