富士山の眺望、秋の大菩薩嶺（２０５７Ｍ）

１　月　日　　　　平成２７年１０月２５日（日）

２　メンバー　　　ＳＨＩＧＥＲＵ　ＡＢＥ　　２名

３　行　程

　上日川峠駐車場　　ロッジ長兵衛発６：４５・・・福ちゃん荘７：１５・・・富士見山荘・・・介山荘・・・大菩薩峠７：５７・

・親知らずの頭・・賽の河原　８：２９・・　雷　岩　９：００・・大菩薩嶺　９：０９・・

雷　岩　９：２０～１０：０５・・福ちゃん荘　１１：００・・ロッジ長兵衛　１１：２５　・・　駐車場

４　感　想

　昨冬、雲取山から富士山を眺めたとき、富士山の手前に見える山が大菩薩嶺だと知った。どんなに綺麗に見えるのかと想像し、ぜひ冬に訪れたいと思っていた。今回、土曜日の夜に出発し、富士山を眺めることにした。
　勝沼ＩＣを降り、国道４１１号から上日川峠に入るのだが、深夜に初めての山道で、延々と続く木枯らしと落葉の道で不安になる。途中たぬきも姿を見せた。暗い中を駐車場に到着し、車の中で朝まで仮眠することにした。
　６時過ぎ頃から周囲の人が動き出した。まわりの駐車スペースは埋まっている。登山スタートとなるロッジ長兵衛は、すぐ側だった。紅葉も終わり近くとはいえ、いい感じである。
　ロッジ長兵衛から福ちゃん荘までは、舗装された道もあるが、登山道のほうが足にもやさしい。足慣らしを兼ねて登山道を選択する。この時間帯は登る人がまばらであった。私たちは、表登山道という、大菩薩峠、雷岩、大菩薩嶺の順に歩くことにした。道は広く整備されている。今は営業していない富士見山荘は歩いてすぐ。名前のとおり、前庭から富士山が見える。雲ひとつない。これは期待ができそう。
　その後、なだらかに登っていくと稜線の介山荘に着く。りっぱな休憩所もあり、そばに大菩薩峠の看板がある。今日の稜線は風が強い。だからこそ、雲が風に吹き飛ばされて、大展望が眼の前に広がってきた。富士山、南アルプスの山々、甲府盆地などすっきりクリア。どこかしこも撮影箇所で、足が進まない。富士山と大菩薩湖、紅葉の遠景、近景を映し、雷岩に着いた。ここはいわば休憩所のように広い。景色もよい。しかし休むのは後にして、大菩薩嶺を踏んでくることにした。雷岩から、樹林帯に入り、すぐである。言われたとおりに全く展望はなく、記念写真をとり雷岩に戻る。
　だんだんと人が増えてきた。なんだか福ちゃん荘から雷岩にあがる唐松尾根を使う人が多い感じなのかもしれない。どんどん人が上がってくるのだ。私たちも下りは、唐松尾根を使うことにする。朝食、昼食兼用のカップめんとパンを食べて、下山することにした。唐松尾根は、福ちゃん荘から１時間で上がれるため、大勢の人が上がってきて、なかなか人の列がとぎれない。登り優先であるから、しばしば待つ。唐松尾根を半分も下ると、道もゆるやかになる。紅葉もすばらしい。さっき歩いてきた稜線も樹間から見えてくる。あっという間に福ちゃん荘に到着。行きとはうって変わり、これから登る人たちも大勢みられた。
　またロッジ長兵衛まで戻り、今回の大菩薩嶺登山は終わった。とにかくすばらしい眺望で、富士山を眺める目的は、１００％以上達成できた。帰りの昼間の山道は、紅葉や時折富士山も名残惜しそうに姿をみせ、あっというまの距離だった。