草刈準備 |
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杉の伐採跡地の杉枝など片付け、下に生えた草を刈り取ります。
枝など燃えるものが一箇所に集中しないよう、また、周辺部は薄く、中心部は厚くします。 |
火入れ前 |
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山火事をおこす事を「山をあます」と呼び、そのようなことがないよう細心の注意を払います。
上部、周辺部をホウキ等ではき、地面を出します。溝を掘り火が燃え広がらないようにします。 |
火入れ |
火入れは、山間部では風がやむ午前零時頃から、海岸部では夕凪の頃などに行われます。
火は必ず上部から点火します。火入れのときはできる限り人を集め、山火事をおこさないよう注意しながら行います。
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焼きます。 |
火も中心部を過ぎると一安心です。最近は人を集めやすい土曜の深夜に行うことが多いため、8月中旬の土曜日の夜などは、山北各地で山焼きが行われます。
真夜中の夜空に燃え上がる炎はとても美しく、幻想的です。
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ロマンチックに夏の夜空を染め上げる炎・・・・・
焼いている人は、火が他にうつらないように煙まみれ、ススまみれで、ロマンチックな気分どころではありません。
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焼き上がり |
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焼き終わると、まだ地面が熱いうちに赤カブの種を蒔きます。
(冷えてから蒔くところもあり、地域によって違いはあるようです。)
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蒔いた後、軽く耕します |
赤カブの収穫 |
10月中旬から11月にかけて赤カブが収穫されます。
この赤カブ、焼畑は雑草が生えず、虫がつきにくいため農薬が必要ありません。また灰には栄養が豊富で肥料の必要が無い、自然食として注目食品です。 |
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そして、林に・・・・ |
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その後、山には杉や檜などが植林され、手入れされ、長い年月をかけ美しい林となります。 |