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灰の文化-山焼きドキュメント

草刈準備
杉の伐採跡地の杉枝など片付け、下に生えた草を刈り取ります。

枝など燃えるものが一箇所に集中しないよう、また、周辺部は薄く、中心部は厚くします。
火入れ前
ドキュメント2 山火事をおこす事を「山をあます」と呼び、そのようなことがないよう細心の注意を払います。

上部、周辺部をホウキ等ではき、地面を出します。溝を掘り火が燃え広がらないようにします。
火入れ
火入れは、山間部では風がやむ午前零時頃から、海岸部では夕凪の頃などに行われます。

火は必ず上部から点火します。火入れのときはできる限り人を集め、山火事をおこさないよう注意しながら行います。
ドキュメント3
焼きます。
火も中心部を過ぎると一安心です。最近は人を集めやすい土曜の深夜に行うことが多いため、8月中旬の土曜日の夜などは、山北各地で山焼きが行われます。
真夜中の夜空に燃え上がる炎はとても美しく、幻想的です。
ドキュメント4
ドキュメント5 ロマンチックに夏の夜空を染め上げる炎・・・・・
焼いている人は、火が他にうつらないように煙まみれ、ススまみれで、ロマンチックな気分どころではありません。
焼き上がり
ドキュメント6 ドキュメント7
焼き終わると、まだ地面が熱いうちに赤カブの種を蒔きます。
(冷えてから蒔くところもあり、地域によって違いはあるようです。)

蒔いた後、軽く耕します
赤カブの収穫
10月中旬から11月にかけて赤カブが収穫されます。
この赤カブ、焼畑は雑草が生えず、虫がつきにくいため農薬が必要ありません。また灰には栄養が豊富で肥料の必要が無い、自然食として注目食品です。
ドキュメント8
そして、林に・・・・
その後、山には杉や檜などが植林され、手入れされ、長い年月をかけ美しい林となります。



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