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木の香織
 しな布(科布)は、フジの皮やコウゾ、アサなどの繊維で織った藤布、楮布、麻布 などとともに、わが国における古代織物(原始織物)のひとつです。

 1400年もの歴史を持つといわれるしな織が、当山北町にいつの頃から伝わったかは定かでなく、かつては北越の各地にしな織りが見られたともいわれていますが、現在では、羽越国境である当山北町と隣りの峠1つ隔てた山形県の一部の集落、いずれも雪深い山里に織り継がれているにすぎません。
 しな布の原料であるしなの木は、地方によりマダ、マンダ、モウダなどと呼ばれ、日本列島の山間部に自生している喬木で、織糸は樹皮繊維であることから、歴史的に北方系の織物であり、アイヌ文化圏に属する織物であるともいわれています。
(しなの語源がアイヌ語で「結ぶ・しばる」などの意味を持つ)

 丹念に織り上げられたしな布には、その素朴な手ざわりの中に遠い祖先の知恵と、深い雪の中で黙々と織り継がれてきた生活のしたたかさが息づいています。
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