全国でも珍しい漁法


山北町の大川や勝木川には、晩秋から初冬にかけてたくさんの鮭が群れをなし帰ってきます。なかでも大川は昔から鮭漁が盛んに行われ、毎年鮭漁の時期を迎えると、鮭が帰ってくるのを心待ちにしていた漁師たちで、川原もにぎわい活気づきます。
 大川の鮭漁は、古くから伝えられている「コド漁」という漁法で行われており、この漁法は、全国的に他に類を見ない大川独特の漁法です。
 コド漁の最盛期は、9月から12月中旬で、時期になると大川の河口付近はコドでうめつくされます。
コドT型
コド漁とは、
 「コド」とは、左図のように川の流れをよく考えて川底に杭を打ち、その杭に竹や杉の皮、ヨシ、柳などを取りつけて、鮭が休息したりする箱型をした装置(コドT型)をいいます。
 「コド漁」とは、このコドを利用し、コドに入ってきた鮭を「ミマド」から覗きながら「カキマド」に鉤を差し込んで鮭をひっかけて捕獲する漁法です。
 現在では、伝統的な「コドT型」を簡略したもので、ウワジョウだけを作り、イチバングイに竹シダを流しただけという「もっかり」と呼ばれる「コドU型」を利用しての漁獲が多く行われています。
 全国で伝統的な漁法が次から次へと消えてしまっている中で、この大川のコド漁は、鮭の習性を利用した、先人の知恵がうかがえる貴重な漁法といえます。

 「もっかり」とは、腹が立つといった意味があり、コドよりも鮭を逃がすことが多く腹が立つのでこの名がついたそうです。

コドU型


お問合わせは 山北町大川漁業協同組合 電話 0254−77−3111
山 北 町 観 光 協 会 新潟県岩船郡山北町大字府屋232