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日本国
 新潟県と山形県の境にそびえたつ「日本国」標高555メートル、その名前の由来については、幾つかの説があり定かではありません。

 一説には、その昔、阿部比羅夫(あべのひらふ)の大和朝廷軍が東征の折、苦戦を重ねながらここまで進行し、この付近の頑強な蝦夷(えみし)勢力の平定に一応成功したことから、だれ言うとなく感慨をこめて、ここまでが「日本国」(日本国と蝦夷地との境)としたことが「日本国」の起源ではないかとも言われています。

 またの他の説には、飛鳥時代のころ、朝廷に追われた蜂子皇子(はちこのおうじ)が「上隠し小屋」(現在の日本国)に隠れ住んだと伝えられていることや、江戸時代、大代集落の太郎次という狩りの名人が堀切峠の頂上でみごとな鷹を生け捕り、これを庄内藩の酒井侯に献上したところ、この鷹を見た当時の将軍が「捕れた山は今後、日本国と名付けよ」とおおせられたなど……。数々の歴史とロマンを秘めた山が、「日本国」です。

毎年、標高にちなんだ5月5日には「日本国征服ハイキング」が開催されています。山頂には、展望台、休憩舎があり、子供からお年寄りまで多くの登山者に親しまれています。山頂までは、約1時間30分。

周辺の見所
小俣渓谷  県道に沿って流れる小俣川、雪どけ水に映える新緑と秋の紅葉は、渓谷と調和して心を奪われる美しさを見せてくれます。
・ラジウム清水  「日本国」から湧き出る清水。胃腸の悪い人や子どものオタフク風邪、目の病気によく効くと言われ、昔から多くの人に愛飲されています。
・小俣宿  かつては、出羽街道の宿場街として、出羽三山への参拝者など多くの人びとが訪れました。
 明治維新では戊辰戦争の戦場となり、集落のほとんどが焼き払われ、その後に再建された家々が現在まで残っています。この貴重な小俣集落の街並みを作っています。心のふるさとを感じさせてくれる趣きがあります。


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