横山 麻子 管理栄養士
「広報せきかわ」2017年5月号より
「子供のスポーツと栄養」
野球、サッカー、テニス、陸上など、自分の目標に向かいスポーツを頑張っているお子さんも多いと思います。子供たちの夢を叶えるために、応援、送迎、そして食事と家族は協力していることでしょう。目標に向かってトレーニングを続けるには、運動、栄養、睡眠のバランスをとることが大切です。体の土台を作る大切な時期に、しっかり食べることです。まずは、朝食です。朝食は、運動や勉強のエネルギー源になる、体調を維持する、体温を上げるなどの役割があり、1日のリズムを整えるためにも欠かせません。次に、良いものを、良いタイミングで適量ずつ食べることも重要です。主食(ごはん、パン、麺類など)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品)、副菜(野菜や海藻類)、乳製品や果物を揃えることで良いものを摂ることができます。そして、3食きちんと食べること、練習時間によっては、補食を活用するなど、これらを習慣付けることでスポーツを頑張れる体と健康に過ごすことができる体の土台が作られます。最近は、プロテインやサプリメントも手軽に手に入るので、利用しているお子さんもいると思いますが、子供たちは食習慣を身に着ける大切な時期ですので、サプリメントよりもバランスよく食べることが大切になります。食事の補助として活用するのは構いませんが、摂りすぎると体脂肪として蓄えられたり、様々なリスクを高めることもあります。また、肉が好きだからとたくさん食べさせていませんか?蛋白質は体を作る上で重要ですが、まずはごはんをしっかり食べるようにしてください。ごはんはエネルギー源であり蛋白質も多いです。肉や魚の良質な蛋白質を効率よく筋肉にするためにご飯はしっかり食べましょう。最後に、運動前後、運動中の水分補給も忘れないでください。子供達の夢を叶えるため応援していきたいですね。