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川村 浩美 看護師

「広報せきかわ」2014年3月号より

糖質制限ダイエットって本当に効果があるの?!

 最近、糖質制限ダイエット(ご飯や麺・パン・いも・お菓子などの糖質を多く含む食品を避けるダイエット法)が注目を集めているようです。確かに最初は効果があるようなのですが、続けているうちに効果は薄れリバウンドするケースが多いことが最近の研究で解ってきました。

 確かに糖質は食後の血糖を急激に上げるため、糖尿病の方は摂取量をある程度制限した方が良い食品ではあります。(そのための糖質量を計算し必要量のみを摂取するカーボカウント法という方法もあります。)

 しかし、制限のしすぎは体が飢餓状態と勘違いしてしまうため逆効果。過ぎたるは及ばざるがごとし。毎食ご飯茶わん1杯程度のご飯相当量は食べる必要があるのです。バランス良く様々な食品を食べることが大切です。血糖を急激に上げない為には、最初に野菜を食べ、次にたんぱく質を含む肉や魚・卵などのおかずを食べ、最後に主食を食べること、ゆっくり良く噛んで時間をかけて食事を楽しむことが効果的です。

 食べずに痩せると筋肉が落ちてしまい、リバウンドしやすくなります。運動して痩せると脂肪が燃えて筋肉が付くため、血糖値が安定し薬の効果も得やすくなります。運動を続けるコツは、仲間を作る事や毎日無理なく少しずつを心がけることです。ご家族やお友達とウォーキングをする、市や健康教室を利用するなど始めてみてはいかがでしょうか。

 「検診で血糖値が高いと言われたけれど再検査を受けたら境界型だった。大丈夫だ。」と言われる方がいます。しかしそのままの生活習慣を続けていると2~3年後には本当の糖尿病に移行する方が多いのです。
 糖尿病の怖いところは、病状が無いまま動脈硬化が進み、眼や腎臓・足などの細い血管から合併症が始まり、更に脳梗塞・心筋梗塞など命に関わる合併症を招くことです。動脈硬化は糖尿病だけでなく、高脂血症・高血圧・肥満・喫煙などでも起こります。これらに当てはまる方は、肉を食べすぎない、塩分を控える、禁煙するなどの取り組みも大切です。

 坂町病院には糖尿病や腎臓病の専門医がいます。糖尿病療養指導士もいます。栄養指導や、土日を利用した糖尿病の検査入院も受け付けています。もっと詳しく糖尿病のことが学びたい方には1週間の教育入院コースもあります。早目に出来ることから始め、健康で長生きしましょう。

 まずは内科外来でご相談下さい。