<一之瀬泰造>
1947年11月1日 佐賀県武雄市に生まれる。
1970年 日本大学芸術学部写真学科を卒業。
UPI通信社東京支局に務めたあと 1972年1月20日“印・パ戦争”の取材に旅立つ。
同年3月 カンボジア入国。
アンコールワットの門前町であるシアムリアップに腰を据え
クメール・ルージュ側の手中にあったアンコールワット一番乗りを夢見る。
1972年8月から1年間は ベトナムで戦場と銃後にカメラを向け続ける。
翌1973年8月 韓国の弾薬輸送船でメコンを溯り
サイゴンからプノンペン周辺の戦闘 コンボンチャムの攻防戦を取材。
同年11月 親友「ロックルー」の結婚式を フォトストーリーにまとめたあと
「地雷を踏んだらサヨウナラ」と日本の友人に言葉を書き送り
11月22日または23日 単身アンコールワットに潜行 行方を断った。
満26歳の誕生日を迎えたばかりであった。
99年12月に彼がモデルになった映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」が公開される予定です。 (主演は浅野忠信)
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