村上・岩船郷土芸能紹介

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伊勢講(15日講)温出地区
昔伊勢参りに行ってきたあとのはばきぬぎが始まり

伊勢講(15日講)温出地区とは

伊勢講は、昔伊勢参りに行ってきたあとのはばきぬぎとして開催されたのが始まりと聞いています。朝一番に中学生が獅子頭を持って集落を回り、各家で人々の頭を噛んで健康を祈ります。そのあと伊勢講が始まり、演目は①謡(高砂)②獅子舞③三番叟④塞ノ神⑤謡(住の江)となります。昔は凧拳踊りや大黒舞などがありにぎやかでしたが、引き継ぐものが無く残念ながらなくなりました。芸能の由来「芸能のふるさと」と言われる温出集落では、古くから歌舞伎が行なわれて八月十八日の千手観音様のお祭りに興行されていました。祭りに芝居ができなくなって、しばらくは草相撲が行われていました。その後、昭和15年7月、水害に遭って芝居の衣装や道具が駄目になり、温出青年会が自然消滅し、集落継承の芸能を保存し後世に伝えるために芸能保存会が結成された。

伊勢講(15日講)温出地区について

開催時期 1月15日に近い日曜日
活動地域・開催場所 温出集落センター
駐車場 有り
おススメの見どころ 獅子舞は、舞い方とあと方のふたりで舞う。白の着物に袴を着け白足袋をはく。獅子頭をかぶり、持ち物は帑束、鍚、剣である。あと方は舞幕に入り、尾を巧みに操る。
三番叟は、高烏帽子をかぶり、袖の長い縫い取りの着物に裃、袴をつけ、白足袋を履き扇を手に舞う。初春を寿ぎ、集落の繁栄と幸福を祈願する。
塞ノ神は、女の長襦袢を華やかに着て帯を締め、すりこぎを持つ。踊る人は前の年に子や孫がめでたく婚礼した家の家長です。子宝が一日も早く授かるようにそして五穀豊穣の願いを込めて踊られる。
由来 伊勢講は、昔伊勢参りに行ってきたあとのはばきぬぎとして開催されたのが始まりと聞いています。
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ミニコラム「50年前はこうだった」

50年前、集落の人も一杯いて、温出公民館で行われていたが、公民館中人で溢れていてにぎやかだった。凧拳踊りでテレビ出演したのもこのころだと思います。

温出芸能保存会について

構成員数(2021.10現在) 20歳未満:0人
20~30代:1人
40~50代:4人
60~70代:10人
80歳以上:0人
総勢/15名
衣装・飾り 獅子舞:獅子頭、太鼓、袴、帑束、鍚、剣
三番叟:高烏帽子、袖の長い縫い取りの着物に裃、袴を、白足袋、扇
塞ノ神:長襦袢、帯、すりこぎ
獅子舞の袴を新調する予定、購入先カッパヤ
恒例行事以外の活動歴 昔はテレビ出演もしたそうですが、現在はなし
近年の取り組み できるだけ若い人に参加してもらい、大勢の人に習得してもらうようにしているが若い人がいないのが現状である。
本番に向けた1年間の流れ 12月上旬:顔合わせ
12月下旬と1月上旬:2回練習
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郷土芸能振興祭2021実行委員会
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