大須戸能
170年間にわたり集落の人々により代々引き継がれている
大須戸能とは
大須戸能の歴史は、弘化元年(1844)の冬、山形県庄内黒川の能役者、蛸井甚助が大須戸に逗留した際、村人が指導を受けたのが始まりと伝えられています。その後も明治、大正、昭和と黒川から師を招き、今では能26番、狂言9番を演じています。大須戸能は地域の安全や五穀豊穣を祈念する神事能として、また農閑期の娯楽として継承されてきたと言われています。昭和30年(1955)には新潟県無形民俗文化財にも指定されています。
大須戸能について
開催時期 | 定期能:4月3日 薪能:8月15日 |
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活動地域・開催場所 | |
駐車場 | |
おススメの見どころ | 170年間にわたり、150戸470人の小さな大須戸集落の人々によって代々引き継がれてきた郷土芸能です。毎年4月3日の八坂神社での定期能、8月15日の村上市朝日みどりの里屋外庭園の薪能が行われ、多くの見物客が訪れます。 |
由来 | 大須戸能の歴史は、弘化元年(1844)の冬、山形県庄内黒川の能役者、蛸井甚助が大須戸に逗留した際、村人が指導を受けたのが始まりと伝えられています。 |
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ミニコラム「50年前はこうだった」
大須戸能保存会とはについて
構成員数(2021.11現在) | 20歳未満: 20~30代: 40~50代: 60~70代: 80歳以上: 総勢/ |
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衣装・飾り | 能の面(おもて)や装束等は自前の物を持ち、衣裳は土蔵の中に保管している。 |
恒例行事以外の活動歴 | 隔年で11月23日の新潟県民文化祭能楽大会に参加したり、アメリカやドイツなど海外での公演も行なっている。平成12年にはドイツの文化団体と友好姉妹団体を締結し、相互交流を継続している。 |
近年の取り組み | 謡いの体験講座や小学校での教室を実施している。 |
本番に向けた1年間の流れ | 秋に手刈りした稲わらからしめ縄を作って神社や能舞台に奉納し、新しい年・舞台に備える。冬は雪が多く降るため能舞台には冬囲いを行なう。1月10日からけいこを始め、皆の仕事の終わる夜8時から一日おきに練習を重ねている。 |